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eドリル トップページ > That's GAKU(2018年3月)

2018年3月

「世界最小級ロケット」再挑戦で打ち上げ成功!

宇宙航空研究開発機構は、2月3日、内之浦宇宙空間観測所(鹿児島県)から、超小型衛星を搭載した小型ロケット「SS520」を打ち上げた。約7分30秒後に衛星を切り離し、予定の軌道へ投入した。昨年1月の打ち上げ失敗を踏まえ、設計を見直しての成功だった。全長9.54mの「SS520」は、衛星を運べるものとしては「世界最小級ロケット」。電柱ほどの大きさで、今回は超小型衛星(重さ約3s)を打ち上げた。地球観測などを目的とした超小型衛星は、今後、世界各国で打ち上げられる予定で、それを安い費用で運ぶことができる小型ロケットが必要とされている。現在使われている国産の主なロケットは、「H2A」と「イプシロン」。大型の「H2A」(全長53m)の打ち上げ費用は約100億円、小型の「イプシロン」(全長26m)でも約40億円かかる。それに対して「SS520」は、家電製品の部品なども使い、打ち上げ費用を約5億円に抑えた。民間でも小型ロケットの開発に乗り出している企業があるが、製品を小型化するのは日本の得意分野。安くて性能のいい「世界最小級ロケット」をどんどん開発してほしいね。

「浜系パンダ」は29頭の大家系!

東京の上野動物園でジャイアントパンダの「香香」が生まれて人気が高まっているが、日本には、パンダの繁殖で、本場中国からも注目される実績を挙げている施設がある。それは、2016年生まれの「結浜」など5頭を飼育している和歌山県白浜町のレジャー施設「アドベンチャーワールド」だ。ここでは、2000〜2016年に16頭のパンダが生まれ、15頭がすくすく育った。これは中国国外の施設では世界一の実績。 アドベンチャーワールドで最初に生まれたのはメスの「良浜」。中国で妊娠していた「梅梅」が、2000年に来園して産んだ子どもだ。その後、オスの「永明」と「梅梅」の子が6頭、「永明」と「良浜」の子が8頭元気に育った。ここで生まれた15頭の名前には、地名の「白浜」からとった「浜」の字が使われていて、日本では白浜生まれの一族を「浜家」と呼んでいる。 浜家の15頭のうち11頭は中国に返還され、その子どもが12頭、孫が2頭生まれていて、浜家の総勢は29頭。中国も含め、世界で飼育されているパンダは約520頭しかおらず、約5.5%を占めている。近親交配を避けるため、世界の飼育下のパンダは「成都系」、「北京系」など家系で管理されているが、すでに白浜生まれの一族は「浜系」という大家系になっている。 飼育されているパンダの繁殖は人工授精が多く、人工授精で生まれたパンダは自然交配の能力りょくが低いという研究結果もある。ところが、「浜系パンダ」は繁殖能力が高く、「良浜」は最近の6頭を自然交配で産んでいる。 また、母との同居期間が長いほど、成長後の子どもの自然交配能力が高くなることがわかり、半年が普通だった母子の同居期間を、この施設では1年以上にしている。繁殖のペースは2年に1度となるが、優秀な浜系パンダの繁殖法を中国も見習おうとしているというよ。

体細胞から作った「クローン猿」が誕生

中国科学院の研究チームが、1月24日、サルの胎児の体細胞から2匹の「クローン猿」を作ることに成功したと発表した。クローンとは、体を作っている細胞の遺伝情報がまったく同じ生物のこと。わかりやすくいえば、サルの“コピー”を作ったということだ。サルやヒトなど霊長類の遺伝情報は親から子に受け継がれるため、親子で顔や体型が似ていることはよくある。しかし、父親と母親の双方から受け継ぐので、遺伝情報がまったく同じ親子はいない。まったく同じ兄弟も普通はいない。 細胞には、遺伝情報が入っている「核」という部分がある。今回の研究では、カニクイザルのメスの卵子の細胞の核を取り除き、そこに胎児(生まれる前の赤ちゃん)の体細胞(皮膚や筋肉などの細胞)から取った核を入れ、メスの体に移植して成長させるという方法をとった。21匹のメスに79個の核を入れ替えた卵を移植し、そのうち2匹が出産した1匹ずつがクローン猿となった。生後40〜50日が経過したが、2匹とも元気。 これまでにも、受精卵(生殖細胞)を分割したクローン猿は生まれているが、初期化するのが難しい体細胞の遺伝情報を使って生まれたのは初めて。この技術を応用すれば、さまざまな病気を持つサルを作ることができ、ヒトの病気の治療研究が進むと期待される。しかし、「クローン人間」も作れてしまうと心配もされている。 今から20年ほど前の1997年、イギリスの研究チームが、成長した羊から取り出した体細胞を使い、親とまったく同じ遺伝情報を持つ羊の「ドリー」を誕生させ、クローン羊として話題になった。それをきっかけに、日本など多くの国で、クローン人間を作ることは禁止された。しかし、人間に近いクローン猿の誕生で、今後の問題点を話し合うことが必要になりそうだ。

「月面有人探査」に日本も参加?

アメリカ航空宇宙局(NASA)は、月を回る軌道上に基地を作る「深宇宙探査ゲートウェイ」構想を掲げ、2020年代後半の建設を表明している。日本政府も、この宇宙基地構想に参加して「月面有人探査」を目指す方針を固めた。かつてアメリカはアポロ計画を打ち立て、1969年に「アポロ11号」を月面着陸させた。アームストロング船長が人類で初めて月に降り立ったのを皮切りに、1970年代までに12人の宇宙飛行士を月に送った。その後、冷戦が終わり、旧ソ連との宇宙開発競争も終わると、月の有人探査は行われなくなった。しかし、宇宙探査の拠点として、再び月が注目されている。月にはロケット燃料の原料になる水や氷を含んだ鉱物が存在する可能性があり、資源開発が目的となる。月で燃料を確保できれば、月から火星へロケットを飛ばし、有人探査もできる。ヨーロッパでも、月面に基地を作って宇宙探査の拠点にする構想がある。中国も2013年に無人探査機を月面に着陸させ、独自の宇宙ステーションや月面基地の建設計画を進めている。日本は、国際宇宙ステーション(ISS)に参加して宇宙開発を続けてきた。だが、ISSの運用は2024年までしか決まっておらず、その後はどうなるかわからない。そこで、世界の宇宙開発の動きに乗り遅れないためにもアメリカの構想に参加し、これまで日本が培ってきた探査機の着陸技術、基地と探査機、補給機とのドッキング技術、基地で水や空気をきれいにする技術なども生かしたい考えだ。 ISSの運用終了で、日本人宇宙飛行士の活躍の場がなくなる心配もあったが、「深宇宙探査ゲートウェイ」構想に加わることで、宇宙開発の人材育成や宇宙産業の活性化にもつながる。日本が正式に参加すれば、日本人宇宙飛行士が月面に立つ日が来るかもしれないね。

NEWS CALENDAR

陸上100mで日本人初「10秒の壁」を突破

名古屋大学などの研究チームが「ミュー粒子」を使い、エジプトのクフ王のピラミッド内部に巨大な未知の空間があることを発見した。ミュー粒子は物質を構成する素粒子。物を通り抜ける力が強いが、密度の高い物質に当たると途中で止まる。その性質を利用して調査した。

 


 

「本能寺の変」の目的は室町幕府の再興

「クロマグロ」の資源量が急激に回復したため、大西洋まぐろ類保存国際委員会は漁獲枠を拡大することで合意した。2020年までに2017年より約5割拡大する。これは、30s未満の未成魚を禁漁にするなど漁獲規制をした成果。一方、太平洋のクロマグロは激減している。

 

 

「カズオ・イシグロ」さんがノーベル文学賞受賞

1977年に打ち上げられたアメリカ航空宇宙局の無人探査機「ボイジャー1号」は、人工物として初めて太陽が影響する太陽圏を離れ、約200億q離れた宇宙を飛行中。姿勢制御に使うエンジンが劣化したため、休眠していたエンジンを試したところ、37年ぶりの噴射に成功した。

 

 

衆議院選挙の当選者女性の割合は「10.1%」

中国・新疆ウイグル自治区の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から200 個以上の「翼竜」の卵の化石が出土し、分析の結果、孵化直後は飛べなかったことがわかった。通常、ハ虫類は卵を産むだけだが、これによって、翼竜は子の世話をしていたと推測される。

 

 

NEWS CALENDAR

「TPP」参加11か国で新協定に大筋合意

群馬県西部、草津白根山の「本白根山」が突然噴火。死傷者12名を出した。草津白根山は複数の山の総称。その1つの「白根山」は噴火の可能性があると警戒されていたが、「本白根山」は1000年以上大きな噴火の記録がなく、監視カメラなども整備されていなかった。

 

 

「ジンバブエ」で37年の独裁政権交代

イスラエルで、17万7000〜19万4000年前の「現生人類」の化石が発見された。アフリカ大陸以外で見つかった現生人類の化石としては最古。発祥の地であるアフリカを旅立った年代が、従来より5万年さかのぼって20万年前ごろになる可能性がある。

 

 

最長寿は、男性「滋賀」、女性「長野」

ミャンマーで採取された1億年前の琥珀(松などの樹脂の化石)の中に、サソリのような尾のある「クモ」(全長約6o)が発見された。今のクモに尾はないが、クモやサソリは尾のある水中生物が共通の祖先だったと考えられており、進化の過程を知る貴重な発見となった。

 

 

北朝鮮の「漂流・漂着船」83件で過去最多に

世界各国の新生児の死亡率を比較した国連児童基金(ユニセフ)の報告書によると、生後28日未満で死亡した乳児の割合は、「日本」が1000人当たり0.9人でもっとも低かった。赤ちゃんにとって安全な国ということ。もっとも割合が高かったのはパキスタンで45.6人。

 

 

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