• eドリルを受講している人はこちら
  • 受講効果・目的
  • 受講システム
  • 充実のサポート
  • 費用・環境について
  • eドリルトップページ

eドリル トップページ > That's GAKU(2020年1月)

2020年1月

16歳の環境活動家「グレタさん」の主張とは?

 9月23日、ニューヨークの国連本部で「気候行動サミット」が開かれた。世界各国の首脳が地球温暖化対策を議論する場で最も注目を集めたのは、16歳(当時)の「グレタ・トゥンベリさん」の演説だった。
 グレタさんは、スウェーデンの環境活動家。2018年8月、政府が十分な地球温暖化対策をとらないことに抗議し、学校を休んでスウェーデン議会の前に座り込み、一人でストライキを始めた。気候変動の危機が迫っているのに、大人は誰も行動を起こさない。気候変動の影響を受けるのは私たち若者だと主張した。その様子はSNSで拡散された。世界各地の高校生や大学生が共感して、毎週金曜日に授業をボイコットし、地球温暖化対策を急ぐよう訴える「学校ストライキ」の運動が広がった。グレタさんの演説の3日前には、日本を含む160か国以上で400万人以上がデモに参加した。
 グレタさんは演説で、「How dare You(よくもそんなことができる)」と何度も繰り返し、策を講じてこなかった各国のリーダーたちを批判。「私たちはあなたたちを見ている」「私たち若者世代を裏切るような選択をするならば、絶対に許さない」と対策の実行を強い口調で求めた。

「消費税率10%」スタート!消費税が国の最大の財源に

 「消費税率10%」が10月1日にスタートした。低所得者の負担が大きくならないよう、食料品には8%の軽減税率が初めて導入された。
消費税率を引き上げた理由は、税収を増やして、少子高齢化対策と国の借金の返済に使い、国の財政を立て直すためだ。
 政府は消費税増税で増える税収を、年間約5.6兆円と見込んでいる。そのうち半分の2.8兆円を幼稚園や保育園の無償化など少子化対策と高齢者支援に使い、あとの半分を国の借金の返済にあてる方針だ。
 戦後の日本では、ほぼ個人の所得にかかる所得税が、国の税収で最も大きな割合を占めてきた。しかし、消費税が1989年に税率3%で導入されたあと、5%、8%と引き上げられていき、2019年度予算では、所得税と消費税の税収の見込みがわずかな差になった。さらに消費税率が10 %に上がったことで、2020年度の国の税収は、消費税が所得税を抜いて最大の財源になる見通しだ。
 消費税には、毎年安定した税収が見込めるという特長があり、国の財政も安定すると期待されている。会社などの利益に対してかかる法人税は景気に左右されやすく、会社の業績によって増減がある。所得税も雇用や賃金に連動するため、景気が悪くなると大きく減少する。しかし、消費税は、法人税や所得税に比べて景気による影響が小さい。たとえ景気が悪くても、生活をするには、食料を買うなど衣食住のために一定の消費をしなければならないからだ。
 ただし、過去2回の消費税率引き上げ後は、国民があまりお金を使わなくなり、国内需要が減って景気が悪くなってしまった。今回は、現金を使わないキャッシュレス決済の利用者に、2020年6月までポイント還元するなど、消費が落ち込まないような対策をとっている。増税で景気がどう変わるかがわかるのはそのあとになる。

日本中が盛り上がった「ラグビーW杯」

  4年に1度の「ラグビーワールドカップ(W杯)」が日本で開催された。アジア初開催だった。
 日本は前回大会で、1次リーグを突破できなかったものの、強豪南アフリカに勝つジャイアントキリング(大番狂わせ)で世界を驚かせた。今回の大会では注目度も上がっていたが、1次リーグでロシア、アイルランド、サモア、スコットランドに全勝し、初めてベスト8に進出。準々決勝では、優勝した南アフリカに負けてしまったが、日本中が応援で盛り上がった。
 プレー以外でも感動する場面が多く見られた。台風被害で試合が中止になった釜石で、カナダの選手がボランティアをしてくれたり、各国の選手が日本文化を尊重して、試合後にお辞儀をしてくれたり。また、日本人が海外チームの国歌を歌って応援したことに、海外の選手が感激する場面もあった。スポーツを通して外国の人々と交流する楽しさを知った人も多かったのではないだろうか。
 日本代表の選手も、ニュージーランド、南アフリカ、サモアなど外国出身の選手が半数を占めた。ラグビーW杯では、国の代表になる資格があるのは国籍を持つ人だけではないからだ。自分が生まれた国、父母や祖父母が生まれた国、直前の3年間続けて住んでいる国のいずれかであれば代表になれる(ただし、ほかの国で代表経験がある人は代表になれない)。
 このルールは、ラグビー発祥国イギリスが、かつて世界中に植民地を持ち、ラグビーを広めたためで、どこの国でもイギリス人が代表になれるようにしたことに由来する。
 いろいろな国で生まれ、異なる文化で育った選手が、日本の文化を学び、日本代表として厳しい練習に耐え、お互いを信頼して“ワンチーム”で戦う姿に、多くの人が感動を覚えた。今後、日本に住む外国人はますます増え、お互いの文化を理解し、協力して社会を支えていかなければならない。ラグビー日本代表は、その理想的な姿を見せてくれたのかもしれないね。

「即位の礼」の5つの儀式がすべて終了

 天皇が即位を内外に宣言する「即位礼正殿の儀」が、10月22日、皇居・宮殿で行われた。191の国や地域・国際機関の代表など約2000人が参列するなか、天皇陛下は天皇だけが重要な儀式で着用する「黄櫨染御袍」をまとい、高御座に登壇。「日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより皇位を継承いたしました」「国民に寄り添いながら、憲法にのっとり、日本国及び日本国民統合の象徴としての務めを果たすことを誓います」と述べた。
 即位礼正殿の儀」は、「即位の礼」の5つの儀式のなかで中心となる儀式。諸外国の戴冠式や即位式に当たる。
 「即位の礼」とは、天皇が即位したことを国の内外に示す一連の儀式で、日本国憲法に基づき、皇位継承などについて定めた法律「皇室典範」で規定されている国事行為。政府主催で行われる。
 即位の礼の5つの儀式とは、「剣璽等承継の儀」「即位後朝見の儀」「即位礼正殿の儀」「饗宴の儀」「祝賀御列の儀」。
  新天皇の即位にあたっては、皇位継承当日の5月1日に、皇位の印とされる神器などを引き継ぐ「剣璽等承継の儀」と、即位後初めて三権の長など国民の代表者と会う「即位後朝見の儀」が執り行われた。
 10月22日の「即位礼正殿の儀」のあとに行われた「饗宴の儀」は、即位礼正殿の儀に参列した国内外の賓客に対し、感謝の気持ちを表してもてなす宮中晩餐会。10月22・25 ・29 ・31日の4日に分けて開催された。
  「祝賀御列の儀」は、天皇・皇后両陛下が皇居・宮殿から住まいの赤坂御所までをパレード する儀式。当初、10月22日の「即位礼正殿の儀」終了後に行われる予定だったが、直前の台風19号による大きな被害に配慮して翌月に延期された。11月10日、沿道で約11万9000人が見守るなか「祝賀御列の儀」が行われ、「即位の礼」の5つの儀式がすべて終了した。

2019 science CALENDAR

9/4 日本の「観光競争力」は世界4位を維持

世界経済フォーラムが発表した2019年版の「旅行・観光競争力ランキング」で、日本は前回の2017年と同じ4位。アジア太平洋地域ではトップで、文化観光資源が豊富なことや新幹線など交通が整備されていること、衛生面や治安のよさも評価された。世界1位はスペイン。

 

 

9/6 公文書のローマ字表記「姓‐名」の順に

 政府は公文書の日本人名のローマ字表記を「姓‐名」の順にすることを決めた。文化の多様が尊重されるようになったため、欧米に合わせた「名‐姓」から、日本の伝統に即した表記に変更する。「YAMADA Haruo」のように姓をすべて大文字にすることが後日発表された。

 

 

10/8 『源氏物語』最古の写本「若紫」の帖を発見

 平安時代中期に紫式部が書いた『源氏物語』は原本が残っておらず、伝わっているのは書き写した写本。最古の写本は鎌倉初期の歌人、藤原定家らが書き写したもの。 54帖の物語のうち「花散里」「行幸」「柏木」「早蕨」の4帖が確認されていたが、新たに「若紫」が発見された。

 

 

10/29 「フレイル」質問票を75歳以上の健診で導入

 厚生労働省は、老化により心身が衰える「フレイル」の状態になった高齢者を早く見つけ、重症化を予防するため、2020年度から75歳以上の健診で質問票を導入する。運動や食習慣、 物忘れの有無など15項目の質問で、運動能力や栄養状態などを把握し、指導や助言をする。

 

 

11/4 「パリ協定」離脱をアメリカが通告

 2020年1月から運用される地球温暖化対策の国際的な枠組み「パリ協定」からアメリカが 離脱すると、トランプ政権が国連に通告した。正式な離脱は1年後の2020年11月4日だが、事実上、世界2位の温室効果ガス排出国が参加せずに、パリ協定がスタートすることになった。

 

 

11/23 38年ぶりに「ローマ教皇」が来日

 「ローマ教皇」フランシスコが来日した。被爆地の長崎と広島を訪れ、核廃絶や世界平和を国際社会に向けて呼びかけた。ローマ教皇は、世界のカトリック教徒13億人の頂点に立つ人物。ローマ教皇の来日は、1981(昭和56)年のヨハネ・パウロ2世以来38年ぶり。

 

 

12/3 日本の「読解力」が15位に急落

 世界79か国・地域の15歳、約60万人が対象の国際学習到達度調査で、日本は「読解力」が15位と、前回(3年前)の8位から順位が急落。同時に行われたアンケートから、小説や新聞など長文を読む機会が減り、ネット上の短文のやりとりが増えたことが急落の原因とみられる。

 

 

12/24 「出生数」が初の90万人割れ

 厚生労働省の2019年の年間推計で、「出生数」が86万4000人と初めて90万人を割わ り、過去最少に。86万人台になるのは、2年前の将来推計より2年早い。出生数は1971〜74年の第2次ベビーブーム以降減少傾向で、2016年に100万人を割り、その後3年で10万人以上減った。

 

 

ページの先頭に戻る