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eドリル トップページ > That's GAKU(2019年9月)

2019年9月

国人の生徒が増えている「夜間中学校」って?

 「夜間中学校」は夜の時間帯に授業が行われる公立の中学校。いろいろな事情で義務教育の勉強を修了できなかった15歳以上の人が通っている。
 もともと夜間中学校は、戦後の混乱期に、中学校へ通う年齢でありながら生活のために昼間仕事をしなければならない人たちを対象に、夜間学級を設置したのが始まりだった。最も多かった昭和30年ころには、全国に80校以上あった。
 今は数が減り、若い時代に中学へ通えなかった高齢者や、昼間の中学で不登校となって学校に通えなかった人などが、中学校修了や高校進学を目指して学んでいる。最近は外国籍の生徒が8割を占めるようになった。
 外国人材の受け入れも拡大しており、今後も外国人の生徒が増えることが予想される。そこで文部科学省は、外国人向けに日本語指導ができる人材を夜間中学校に配置し、学校数も増やそうという考えだ。
 文部科学省は、全都道府県に少なくとも1校の夜間中学設置を指導してきたが、今後は20の政令指定都市にも最低1校の設置を求める。現在は9都府県に33校が設置され、このうち政令指定都市にあるのは7校のみ。文部科学省の方針には程遠い。

新天皇の即位に伴い「皇位継承資格者」は3人に!

 皇太子徳仁親王殿下が、5月1日、第126代天皇に即位した。午前中に、皇位の印とされる神器などを引き継ぐ儀式「剣璽等承継の儀」が行われ、秋篠宮さまと常陸宮さまが立ち会った。この儀式は、皇位継承資格のある成人が参列するもの。30年前に行われた前回の「剣璽等承継の儀」には6人の男性皇族が参列したが、今回は2人。「皇位継承資格者」が少なくなったことがわかる。
5月1日現在、皇室に関する法律「皇室典範」で定められた皇位継承資格者は3人だけ。皇位継承順位第1位は天皇の弟、秋篠宮さま(53歳)、第2位は秋篠宮さまの長男、悠仁さま(12歳)、第3位は上皇さまの弟、常陸宮さま(83歳)だ。
 天皇の即位に伴い、秋篠宮さまは「皇嗣」となった。皇嗣とは、皇位継承順位第1位の皇族のこと。「皇太子」にはならない。皇太子は皇嗣であり、しかも天皇の男子の子どもをさす。秋篠宮さまは皇嗣だが、天皇の弟だから皇太子ではない。悠仁さまは皇嗣でもなく天皇の子どもでもないので、皇太子は空位となった。
 現在、40歳以下の皇族は7人で、悠仁さま以外は全員女性。現在のきまりでは女性皇族は結婚すると皇室を離れるため、天皇の長女、愛子さま、秋篠宮さまの長女、眞子さま、次女の佳子さまなど6人の女性皇族が結婚すると、若い皇族は悠仁さまのみとなる可能性もある。
 皇室典範では、皇位は父方に天皇の血筋を引く男性のみが継承できる、つまり天皇になれると定めている。近い将来、皇位継承資格を持つのは悠仁さまの男子の子どものみ、という事態になりかねない。
 皇室を安定して存続させるには、女性天皇を認める、女系天皇(母方に天皇の血筋を引く天皇)を認めるなど、皇位継承のきまりを見直す必要がある。皇位継承儀式が一段落したのちに対策の検討が始まる見通しだ。

すべての小中高校で導入!「キャリア・パスポート」

 文部科学省は、2020年4月から、全国の小中高校生が使うキャリア教育の教材として、「キャリア・パスポート」の導入を決めた。
 キャリア教育とは、職業だけでなく、家庭や地域で自分の役割を果たして働くことを通し、自分らしい生き方をしていくための教育。キャリア・パスポートは、児童や生徒が自分で学年の初めに目標を記入し、どれくらい達成できたかを学年の終わりに自分で評価するためのもの。教師が評価したり、成績をつけたりするためのものではない。
 キャリア・パスポートは、特別活動などの時間を中心に活用される。教科の学習などに 偏らないよう、@教科の学習、A学校行事など教科外の活動、B学校外の活動、の3つの視点で振り返ることが指導される。
 学年ごとの目標は、小学生なら「苦手な算数のテストで80点取る」、「習い事のピアノのコンクールで賞を取る」。中学生なら「サッカー部でレギュラーになるため誰よりも練習をがんばる」、高校生なら「大学入試に向けて夏休みは毎日勉強」といった内容を想定している。
 中学生や高校生には、職場体験や就業体験で感じたことを書く欄を設け、具体的に進路を考える手助けにする。さらに中学の終わりには、3年間で思い出に残ったことを、教科、学校行事や係活動、家庭や地域、部活動や習い事など幅広く振り返り、「将来(30歳)の自分」や「高校生・社会人になった自分」を想像してメッセージを書くなど、将来の展望も考える。
 キャリア・パスポートの記録は小学校から高校まで引き継がれる。パスポートを見返したとき、自分の長所や興味を持っている分野がわかり、達成してきたことで成長を知るためだ。学習意欲向上や仕事選びにキャリア・パスポートを生かすことが期待されている。来年の4月には全国の学校で、キャリア・パスポートにさまざまな目標が記入されることになるね。

自衛隊にも「宇宙部隊」が発足?

 日本の自衛隊に70人規模の「宇宙部隊」が創設され、航空自衛隊府中基地(東京都)に配備される見通しだ。2018年12月に改訂された「防衛計画の大綱」では、2022年度に創設する計画だったが、2年前倒しし、20年度に配備する。
 アニメや映画の世界のように、ついに宇宙空間での戦闘が始まるとイメージする人もいるかもしれないが、そうではない。
 宇宙部隊の主要な任務は、地上のレーダーや望遠鏡を使い、宇宙ゴミや他国の衛星による攻撃・妨害を監視することだ。
 現代の軍事活動では、通信衛星や正確な位置情報を得るための測位衛星が非常に重要な役割を果たしている。それらの情報がなければ他国の動きもわからず、自国の作戦も立てられない。
 そのため中国やロシアは、他国の衛星を攻撃したり、妨害したりするための「キラー衛星」と呼ばれる衛星攻撃衛星などを開発している。実際に中国は、2007年に人工衛星をミサイルで破壊する実験を行っている。そのとき発生した大量の宇宙ゴミは、今も宇宙空間を漂っており、日本の人工衛星に衝突して通信機能がまひすることも心配されている。
 アメリカ軍は、8月に「宇宙軍」を発足させた。主な任務は、人工衛星の運用や宇宙空間の監視、ミサイルの警戒などだ。
 日本も、高性能レーダーや光学望遠鏡を使った監視システムを整備中で、2023年度から運用を開始する。いずれは、自衛隊の宇宙部隊とアメリカ軍で情報を共有する。そして日米の通信衛星や測位衛星に攻撃や妨害の能力を持った他国の衛星や宇宙ゴミが接近するのを、地上のレーダーや望遠鏡、監視衛星が探知したら、日米の衛星にそれを回避する指示を送れるような活動を検討している。
 宇宙部隊が活躍するような世界は望ましくないが、宇宙ゴミの監視が必要な時代になっていることは確か。それほど宇宙の活用方法は広がっている。

2019 science CALENDAR

5/10 幼児教育・保育と大学等の「無償化」を決定

「改正子ども・子育て支援法」が成立し、10月からすべての3〜5歳児の幼児教育・保育が「無償化」されることになった。大学や専門学校など高等教育の授業料などを無償化する「大学等修学支援法」も成立。対象となるのは低所得世帯のみで、2020年4月から実施される。

 

 

5/21 認知症の恐れある高齢者「65%」が免許返納

 認知機能検査で、認知症の恐れありと判定された75歳以上のドライバーのうち、「65%」が免許を返納していた。医師の診断による停止は5%で、そのほかは自主的な返納。一方で、死亡事故を起こした75歳以上のドライバーの半数は、認知症の恐れなしと判定されていた。

 

 

6/1 日本の最西端が北北西へ「260m」移動

 2017年の調査の結果、沖縄県与那国島にある岩「トゥイシ」が、国土地理院の二万五千分の一地形図に新しく記載され、日本最西端の位置が北北西に「260m」移動した。この地形図は日本の国土を示す最も基本的な地図で、満潮時に7.5m四方以上ある島や岩が記載される。

 

 

6/17 世界人口は2057年に「100億人」を突破

 国連人口部は、世界人口について、2057年に「100億人」を突破するという推計を発表した。現在77億人の世界人口は、アフリカや西アジアを中心に増える。その一方で、日本の人口は、2058年に1億人を下回り、2100年には7500万人に減少すると推計した。

 

 

7/9 「3万年前」と同じ丸木舟で台湾から与那国島へ到着

 日本人の祖先が大陸から日本へ渡ったのは約「3万年前」(旧石器時代)。当時の航海術を再現するため、全長7.55mの丸木舟で台湾を出発した男女5人が2晩夜通しでこぎ、45時間後に与那国島へ到着した。直線距離で200q以上。流れの速い黒潮を横切る決死の旅だった。

 

 

7/10 アフリカ以外で最古「21万年前」の現生人類

 1970年代にギリシャの洞窟で発見された頭骨の化石を再検査したところ、「21万年前」の現生人類(ホモ・サピエンス)の骨と判明。これまでアフリカ以外で見つかったものでは最古となり、ヨーロッパへの到達が従来の説より16万年さかのぼることになった。

 

 

8/6 食料自給率が過去最低の「37%」に

 農林水産省の発表で、2018年度の食料自給率が「37%」だったことがわかった。前年度より1ポイント下がり、米が記録的な不作だった1993年度と並び、過去最低の割合だった。主産地である北海道の低温や日照不足の影響で、小麦や大豆の生産量が落ち込こんだことが大きく響いた。

 

 

8/8 「飛鳥京跡苑池」で天皇の水の祭祀場を発見

 日本最古(7世紀中ごろ〜後半)の本格的庭園「飛鳥京跡苑池」(奈良県明日香村)で、湧き水を溝に流す石組みの施設が発見された。斉明天皇や子の天武天皇が、みそぎなど重要な水の祭祀を行った場所とみられる。同じく天皇の水の祭祀場跡として、近くに酒船石遺跡がある。

 

 

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