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eドリル トップページ > That's GAKU(2019年5月)

2019年5月

新しい地図記号が誕生!「自然災害伝承碑」

 3月15日、地図記号を定めている国土地理院から、新しく「自然災害伝承碑」の地図記号が発表された。新しい地図記号ができるのは2006年の「風車」と「老人ホーム」以 来13年ぶり。
 自然災害伝承碑とは、過去に起きた津波や洪水、火山災害、土砂災害など自然災害の情報を後世の人に伝えるために建てられた石碑などのこと。これまで、一部は「記念碑」に含まれていたが、多くは国土地理院がつくる地図に掲載されていなかった。
 昨年7月の西日本豪雨災害で多くの犠牲者を出した地区には、111年前(1907年)に起きた水害の被害を伝える石碑があったが地図には載っていなかった。石碑の意味を知る人も少なく、そこに込められた先人からのメッセージが生かされなかったのだ。こうした反省から、地図記号をつくって地図に掲載することになった。
 西日本豪雨の被災地では、約20か所の石碑などを載せることが決まっており、東日本大震災の津波の被災地でも加えていく予定。地図に掲載するには、市区町村が国土地理院に申請する。ウェブ版地図では6月から、印刷された地図では9月から順次掲載される見込みだ。

248番目の元号は「令和」に決定!」

 4月1日、新しい元号が「令和」に決定した。645年に「大化」という元号が制定されてから248番目の元号となった。
 新しい元号は、国文学、漢文学、日本史学、東洋史学の4分野の専門家に出してもらった候補を6案にしぼり、有識者や衆参両院の正副議長の意見を聞いたあと、閣議で決定した。
 令和の出典となったのは、奈良時代に編纂された歌集『万葉集』。これまでの元号は、確認されている限りすべて中国の古典(漢籍)から引用されたもので、日本の書物(国書)が出典となったのは初めて。
 引用部分は、730(天平2)年に、大宰府長官だった大伴旅人の邸宅で開かれた宴で詠まれた「梅花の歌三十二首」の序文。梅見の宴の様子を説明した「初春令月、気淑風和、梅披鏡前之粉、蘭薫珮後之香(初春の令月にして、気淑く風和ぎ、梅は鏡前の粉を披き、蘭は珮後の香を薫らす)」からとられた。
 元号に「令」という字が使われたのは今回が初めて。「令」には「善い」という意味があり、「令月」は「何をするのにもよい月」といった意味。「風和」は風が穏やかに吹く様子。
安倍首相は、『万葉集』から選んだ理由として、皇族・貴族だけでなく、防人や農民まで幅広い階層の人々の歌が収められた歌集で、国民文化、伝統文化を象徴する国書であることを挙げた。令和については「人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められている」と説明した。
 また、引用部分が、梅が咲いた春の喜びを歌った和歌の序文であることも踏まえ、「厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人ひとりの日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる。そうした日本でありたいとの願いを込め決定した」と述べた。
 元号は、中国(前漢)の武帝が、紀元前140年に「建元」という元号を定めたのが始まりで、漢字や儒教の文化とともに周辺の日本や朝鮮半島、ベトナムへと広がった。しかし、中国では、1911年に清朝が倒れたのを最後に元号が廃止され、現在、元号を使っているのは世界で日本だけ。日本独自の文化となった。

大統領が2人?「ベネズエラの混乱」

 南米ベネズエラでは経済が破綻し、2人の大統領が存在するなど混乱を極めている。 ベネズエラは世界最大級の原油埋蔵量を誇る資源大国だが、2014年以降、原油価格の下落による外貨不足や経済政策の失敗で経済が破綻。激しい物価上昇が続き、物価上昇率は2019年中に年率1000万%に達すると予測されている。生活必需品が不足し、停電が続くなどインフラも不安定で、治安が悪化。人口の1割に当たる330万人が国外に流出した。
 2013年に大統領に就任したマドゥロ氏は、昨年5月、有力な野党候補を排除して大統領選挙を強行し、再選された。しかし、欧米や日本など多くの国が、不公正な選挙だとマドゥロ大統領の再選を認めなかった。
 マドゥロ大統領は、1月に2期目をスタートさせたが、1月23日、野党指導者のグアイド国会議長が暫定大統領就任を宣言。アメリカやブラジル、コロンビア、アルゼンチン、チリ、ペルーなど南米の主要国がグアイド暫定大統領を承認したため、2人の大統領が存在している。
 マドゥロ大統領は、グアイド暫定大統領を支持するアメリカに反発し、アメリカとの断交を宣言。メキシコやキューバ、ボリビアはマドゥロ大統領支持を表明したため、「ベネズエラの混乱」は世界の国々を巻き込みながら続いている。
 アメリカのトランプ大統領がネズエラへの軍事介入の可能性を示したため、カナダやブラジルなど南北アメリカの13か国はアメリカと一線を画し、2月に緊急会合を開いてマドゥロ大統領に公正な選挙の実施を求めた。3月には、マドゥロ大統に批判的なブラジルやアルゼンチンなど南米8か国が地域連合をつくることで合意し、ベネズエラへの外交圧力を強めている。
 ベネズエラの食料不足や医薬品不足は深刻で、マラリア患者が急増している地域もある。一刻も早い政情の安定、経済の立て直しが求められている。

日本では認められていない「二重国籍」って?

 オリンピックが近づくと、スポーツ選手の「国籍」が話題になる。活躍が期待されるテニスの大坂なおみ選手は、母が日本人、父がハイチ出身のアメリカ人で、日本とアメリカの「二重国籍」を持っている。オリンピックには、どちらの国の選手としても出場できそうな実力だ。
 国籍取得のルールは国によって異なるが、大きく分けると、親の国籍を引き継ぐ「血統主義」と、その国で生まれたことによって国籍が与えられる「出生地主義」の2つがある。日本や中国などの東アジア、ヨーロッパには「血統主義」の国が多い。一方、南北アメリカなどの移民を多く受け入れてきた国では「出生地主義」が多い。
 この制度の違いによって、子どもが二重国籍や無国籍になることがある。たとえば、血統主義の日本国籍の親が、出生地主義のアメリカで子どもを産むと、子どもは二重国籍になる。
戦争が多かった20世紀初めには、1つの国籍しか認めないのが世界の主流だった。国籍によって、兵役や納税の義務が生じるからだ。しかし、現代では戦争が減り、国境を越えて活動する人も増えたため、複数の国籍を認める国が増えている。国連加盟国196か国のうち、7割以上は二重国籍を認めている。
 日本の国籍法では、二重国籍は認められない。二重国籍の人は、未成年なら22歳までに、成人なら二重国籍を取得してから2年以内に、どちらかを選ばなければならない。そして、外国籍を選んだ場合は、日本国籍を失う。しかし、たとえば、大坂なおみ選手の場合は、日本国籍を選んでも、アメリカは二重国籍を認めているので、アメリカ国籍を失うことはない。国籍があると、その国に住む権利や義務教育を受ける権利、選挙権、被選挙権などさまざまな権利を持つことができる。これからは外国人労働者も増える。二重国籍を認めないことで不利益になる人が増えないか、考えていかなければならない。

news2019e CALENDAR

1/5囲碁の世界に「10歳」のプロ棋士誕生

小学4年生の仲邑菫さんが、4月1日に「10歳」0か月で囲碁の最年少プロ棋士になることがわかった。これまでの最年少記録は11歳6か月だった。仲邑さんは新設された英才特別採用推薦棋士の第1号。父親もプロ棋士で、3歳のときに囲碁を覚え、腕を磨いてきた。

 

 

1/25「紙の出版物」の販売額が最盛期の半額まで減少

2018年の書籍や雑誌など「紙の出版物」の推定販売額が、前年から5.7%減少の1兆2921億円だったことがわかった。紙の出版物が最も売れた1996年の販売額は2兆6564億円で、初めて最盛期の半額以下になった。電子書籍の販売額は、前年より11.9%増加している。

 

 

2/1日本の女性就業率が50年ぶりに「5割」超え

総務省の労働力調査で、2018年の女性の就業率が50年ぶりに「5割」を超えた。年齢別にみると、25〜34歳が77.6%と前年より1.9ポイント増え、35〜44歳が75.8%と2.5ポイント増えた。就業率が上がった主な原因は、人手不足と、育児と両立して働きやすい環境の整備。

 

 

2/1「日欧EPA」発効で輸入品が値下がり

日本と欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)が発効した。お互いに9割以上の品目で関税を撤廃する。「日欧EPA」は世界の国内総生産(GDP)の3割弱、世界貿易額の4割弱を占める大きな自由貿易圏になる。消費者からは、輸入品のワインやチーズなどの値下げが期待されている。

 

 

3/23 イタリアが中国の「一帯一路」に参画

イタリアのコンテ首相が、中国の習近平国家主席と会談し、中国の巨大経済圏構想「一帯一路」に参画することで合意した。主要7か国(G7)ではイタリアが初めて。拠点となる港の開発に中国企業が加わることになったが、EUは中国の欧州進出に警戒感を強めている。

 

 

3/26 2020年度から「小学英語」が登場

小学校で2020年度から使用される教科書の検定結果が公表された。初めて英語の授業が5年生から始まり、「小学英語」の教科書では、5〜6年で600〜800単語に触れる。自己紹介など日常生活での英語の使い方を学び、「聞く」「話す」「読む」「書く」の技能を身につける。

 

 

4/15「ノートルダム大聖堂」で大規模な火災

パリの中心部にある「ノートルダム大聖堂」で大規模な火災が発生し、尖塔や屋根などが崩落した。ノートルダム大聖堂は13世紀に完成したゴシック建築を代表する建物で、1991年にユネスコの世界遺産に登録された。パリ屈指の観光地で、世界中から年間1200万人が訪れる。

 

 

4/30「202年ぶり」に天皇陛下が退位

天皇陛下が「退位礼正殿の儀」に臨み、退位した。天皇の退位は、1817(文化14)年の光格天皇以来「202年ぶり」。天皇陛下は、昭和天皇の崩御に伴い55歳で即位し、現在85歳。天皇の在位期間は30年3か月余りだった。退位後は「上皇」となった。

 

 

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