• eドリルを受講している人はこちら
  • 受講効果・目的
  • 受講システム
  • 充実のサポート
  • 費用・環境について
  • eドリルトップページ

eドリル トップページ > That's GAKU(2018年1月)

2018年1月

難民となっている「ロヒンギャ」って?

8月下旬、ミャンマー西部で、ロヒンギャの武装集団と政府の治安部隊の戦闘が激しくなり、被害や報復を恐れた多数のロヒンギャが隣国のバングラデシュに避難した。その数は60万人を超えたともいわれる。
「ロヒンギャ」は、ミャンマー西部のラカイン州周辺に住むイスラム系の少数民族。多くは、20世紀前半までのイギリスの植民地だった時代に、現在のバングラデシュから移住した人々で、人口は推計100万人。
ミャンマーには、ビルマ族など135の民族が暮らしているが、その9割が仏教徒のため、イスラム教徒のロヒンギャは迫害されてきた。不法移民とみなされ、1982年に施行された国籍法では、ロヒンギャには国籍が認められていない。
難民となってバングラデシュに逃れたロヒンギャは、食料事情や衛生状態もよくない。国際社会はミャンマー政府に対して、迫害をやめ、ロヒンギャを国へ帰還できるようにすべきだと批判している。しかし、ミャンマー国民の多くは、イスラム系のロヒンギャのことを、テロを持ち込む不法移民と考えていて、帰還を歓迎していない。
ミャンマー民主化運動の象徴で、国家顧問を務めるアウン・サン・スー・チー氏は、国際社会の批判と国民感情の板挟みで、難しい立場に置かれている。人道的な立場から「ロヒンギャの帰還を受け入れる」と発言し、帰還も始まる予定だが、問題解決には時間がかかりそうだ。

「人生100年時代」で働き方をどう考える?

イギリス・ロンドンビジネススクールのリンダ・グラットン教授は、『ライフ・シフト─100年時代の人生戦略』という本を書き、日本でも2016年に出版された。それから、「人生100年時代」という考え方が広まっているよ。
グラットン教授は、先進国では寿命が延びて100歳まで生きる時代なので、人生は「教育」、「仕事」、「引退(余生)」という3つのステージを順番に経験していくという考え方を変えるべきだと述べている。
これまでは、高校や大学まで「教育」を受けたら「仕事」に就き、60〜65歳くらいで「引退」して年金で暮らすというのが一般的な考え方だった。
けれども、100年生きるとすれば、70〜80歳まで働かなくてはならない。長く働くには、一度、就職してから働き方を設計し直し、学び直してまた働く必要も出てくる。だから、「教育」→「仕事」→「教育(学び直し)」→「仕事」となってもいいし、「教育」→「仕事」→「育児」→「仕事」となってもいい。年齢にとらわれず、多様な学び方、柔軟な働き方ができるようにすることが重要だと主張している。
特に日本では、他の先進国に比くらべて働く女性の割合が少ないので、女性に働く機会を与えることも重要だと述べている。
政府は、教育や雇用、社会保障などの分野で長寿社会にふさわしい制度ど改革を行うため、グラットン氏など13人の有識者議員を招いて「人生100年時代構想会議」を発足させ、9月11日に初会合を開いた。
日本は先進国のなかでも長寿国。昭和初期までは「人生50年」といわれていたが、平均寿命はぐんぐん延び、2007年生まれの半数が107歳まで生きると予測されている。100年以上生きる可能性が高いキミも「人生100年時代」の生き方を考える必要がありそうだね。

人生100年時代

朝鮮通信使と上野三碑がユネスコ「世界の記憶」に

朝鮮通信使と上野三碑

日本から新たに2件が「世界の記憶」に登録された。10月30日に登録されたのは、「朝鮮通信使に関する記録」と「上野三碑」。
世界の記憶は、歴史的に価値の高い文書などを守るため、国連教育科学文化機関(ユネスコ)が1992年に始めた事業。2年に1度、登録審査が行われる。登録数は420件を超え、有名なものでは、第二次世界大戦中に書かれた『アンネの日記』などがある。日本に関するものは、平安時代に書かれた藤原道長の日記『御堂関白記』など7件。
「朝鮮通信使に関する記録」の「朝鮮通信使」とは、江戸時代、将軍の代替わりのときなどに、江戸幕府の要請で朝鮮王朝が幕府に派遣した外交使節団。1607年から1811年までに12回派遣された。
登録されたのは、通信使が通った玄界灘や瀬戸内海の港町、大坂、京都を経由して東海道で江戸に至るルートの沿道に残されている史跡や資料、外交記録や使節団の様子を描いた絵など。江戸時代の日韓の国際交流を記録した貴重な資料だ。
「上野三碑」は、今から約1300年前(飛鳥・奈良時代)に上野国(現在の群馬県)に建てられた石碑で、「山上碑」(681年)、「多胡碑」(711年ごろ)、「金井沢碑」(726年)の3つ。漢字が刻まれていて、朝鮮半島からの渡来人が伝えた文字で、日本語が表記されるようになった歴史や仏教の広がりなど、古代東アジアの文化交流を伝える資料となっている。

スマホで支払える「デジタル通貨」って?

デジタル通貨

11月から、南米ウルグアイの中央銀行が、「デジタル通貨」の試験運用を始めた。中央銀行としては世界初の試みとなる。
今回発行されたデジタル通貨「eペソ」は、インターネットの暗号技術を使い、ウルグアイの通貨「ウルグアイ・ペソ」の紙幣や硬貨をデジタルデータに置き換えたもので、ビットコインなどの仮想通貨とはちがう。中央銀行が発行・管理しているため、価格の安定性は高いという。eペソは、国営電話会社と契約している人を対象にし、専用のアプリをダウンロードしたスマートフォンや携帯電話に入金される。eペソの利用者同士なら相手の口座へ送金ができ、買い物の支払にも使える。
銀行としては、現金は印刷や輸送、それに伴う警備に経費がかかるが、デジタル通貨ならその経費がかからないというメリットがある。試験運用では約2000万ウルグアイ・ペソ(約8000万円)相当をデジタル通貨として発行し、将来、実用化するかどうか判断するという。
日本では、みずほフィナンシャルグループが、今春にもスマートフォンなどで決済できるデジタル通貨「Jコイン(仮称)」の実証実験を始める。Jコインは運営会社が管理を行い、1円=1コインといったように価値は「円」に固定される。そこが、管理者なしで価格が変動する仮想通貨とは異なる。
個人や企業は銀行にJコイン専用の口座を作っておけば、買い物のとき、スマホのアプリで商品のQRコードを読み取るだけで口座の残高から自動的に支払える。口座がある人同士なら送金も可能だ。
デジタル通貨を導入した企業では、利用者の買い物データを集めて商品開発にも生かすことができる。これからは、いろいろな形のデジタル通貨が導入され、現金が使われなくなる時代が来るかもしれないね。

NEWS CALENDAR

陸上100mで日本人初「10秒の壁」を突破

陸上の日本学生対校選手権男子100m決勝で、桐生祥秀(東洋大)が9秒98の日本新記録を出し、日本人で初めて「10秒の壁」を破った。これまでの日本記録は、伊東浩司が1998年に出した10秒00。人類初の9秒台は、1968年にアメリカのジム・ハインズが記録した9秒95。

 


 

「本能寺の変」の目的は室町幕府の再興

明智光秀が1582(天正10)年の「本能寺の変」で織田信長を討った10日後、土豪の土橋重治に書いた手紙の原本が発見された。その内容から、光秀が本能寺の変を起こした目的は、信長に京都を追われた将軍、足利義昭を京都へ戻し、室町幕府を再興するためだったことが確認された。

 

 

「カズオ・イシグロ」さんがノーベル文学賞受賞

日本生まれでイギリス国籍の「カズオ・イシグロ(石黒一雄)」さんが、ノーベル文学賞を受賞し、「ものの見方や世界観、芸術的な感性は日本が影響している」と話した。代表作に『日の名残り』などがあり、『わたしを離さないで』は日本でも舞台化、ドラマ化されている。

 

 

衆議院選挙の当選者女性の割合は「10.1%」

衆議院議員選挙で自民党が大勝し、自民・公明党の与党が、定数465議席の3分の2を超える313議席を獲得した。女性は前回より2人増えて47人となり、女性議員の占める割合は「10.1%」となった。しかし、世界の国々に比べると依然として低い割合になっている。

 

 

「TPP」参加11か国で新協定に大筋合意

日本やベトナムなど「TPP(環太平洋パートナーシップ)」の参加11か国は、離脱したアメリカを除いた新協定に大筋で合意。9割以上の品目で関税が撤廃される。新協定の発効は、11か国のうち6か国の国内手続きが完了してから60日後と定められ、2019年の発効を目指す。

 

 

「ジンバブエ」で37年の独裁政権交代

アフリカ南部の「ジンバブエ」で、ムガベ大統領が辞任し、ムナンガグワ大統領が就任した。93歳のムガベ氏は、ジンバブエが1980年にイギリスから独立して以来37年間、独裁的な政治を続けてきたが、経済は破綻。首都で兵士らによるクーデターが起き、大統領の座を降りた。

 

 

最長寿は、男性「滋賀」、女性「長野」

厚生労働省は、2015年の都道府県別平均寿命を発表した。男性の最長寿は「滋賀」の81.78歳、女性は「長野」の87.67歳。最も短かったのは男女とも「青森」で、1位との差は男性が3.11歳、女性が1.74歳だった。上位の県は、食事で野菜の摂取量が多い傾向がある。

 

 

北朝鮮の「漂流・漂着船」83件で過去最多に

青森、秋田、新潟の海岸で木造船が見つかった。海上保安庁によると、2017年に確認された北朝鮮籍とみられる木造の「漂流・漂着船」は83件となり過去最多。男鹿半島から約400qの排他的経済水域内の好漁場、大和堆で違法にイカ漁などをしていて遭難したとみられる。

 

 

ページの先頭に戻る