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eドリル トップページ > That's GAKU(2017年4月)

2017年4月

『股のぞき』で「イグ・ノーベル賞」!

「ついに地球外生命の発見か!」、そんな期待を抱かせるニュースが、2月23日に飛び込んできた。アメリカやヨーロッパなどの国際チームが、生命が存在する可能性のある「7つの地球型惑星」を発見したと発表。
7つの惑星はどれも岩石でできた「地球型惑星」で、惑星の表面に液体の水が存在し、一部には海がある可能性もある。生命が存在するのに理想的な条件だという。7つの惑星は、太陽系から39光年(1光年=約9兆4600億q)の距離にあって、恒星「トラピスト1」の周りを回っている。トラピスト1は質量が太陽の8%ほどで、明るさは1000分の1以下。しかし、7つの惑星はトラピスト1から非常に近い軌道を、1.5〜12.4日かけて公転している。惑星の大きさは5つが地球とほぼ同じ、2つがやや小さく、地球と火星の中間くらいの大きさ。
これまでにも、生命がすむのに適した地球型惑星は発見されていて、銀河系にはこうした惑星がいくつもあることがわかっている。しかし、トラピスト1の7つの惑星は、これまでに発見された地球型惑星とは違い、地球から39光年という近い距離にある。そのため、惑星の大気を調べることで、生物が呼吸した痕跡を検出できる可能性がある。つまり、地球外生命が存在する可能性を推測するだけでなく、存在を確認できるかもしれない惑星なのだ。その日がいつ来るのか楽しみだね。

探査機「ジュノー」が木星に最接近

2015年12月の国連総会で、11月5日を「世界津波の日」とすることが決まった。津波の脅威を世界中の人に知ってもらい、その対策を進めてもらうための日だ。制定後、初めて迎えた11月5日には、各地で高台への避難訓練や防災意識を高めるためのイベントなどが行われた。
世界津波の日は、東日本大震災をはじめ何度も津波被害を経験している日本の政府が主導して提案し、採択されたもの。
11月5日という日は、津波のとき、多くの命を救ったという日本の逸話「稲むらの火」に由来している。1854(安政元)年11月5日に「安政南海地震」が起き、伝え聞いていた知識から津波を察知した一人の村人が、稲束(稲むら)に火をつけて村人を高台に誘導し、命を救ったという逸話だ。その村人は、その後、堤防の建設にも取り組み、のちの津波災害からも村人の命を救ったという。
この話には、津波防災で大切な@早期警報、A伝統的知識の活用、Bよりよい復興の要素が含まれているという。国連が出した報告書によると、1996年からの20年間で、犠牲者を出した津波が世界で16回発生し、21か国で約25万人が犠牲になっている。 
国別では5回の津波に見舞われたインドネシアが約16万7000人と最も多く、スリランカの約3万5000人、日本の約1万8000人、インドの約1万6000人、タイの約8000人と続いている。
津波は、ひとたび起きれば、広い範囲に甚大な被害をもたらすこともある。東日本大震災の津波を経験した日本だからこそ、地震や津波が起こるメカニズムや津波の脅威を十分理解し、避難方法などの対策を進めること、そして、津波防災の知識や技術を世界に発信していくことが大切だね。

 

 

ゲームだけじゃない?活用が広がる「VR元年」

2017年1月29日、「昭和基地」が開設60年を迎えた。昭和基地は、南極大陸から約4qの東オングル島(夏以外は南極大陸と海氷でつながっている)にある日本の観測基地。1957(昭和32)年1月29日、第一次南極観測隊が上陸し、昭和基地を開設した。 
第1次から第58次までの観測隊に参加した隊員は、のべ2930人。数多くの観測隊員によって、天体、気象、地球科学、生物学の観測が続けられてきた。
近年の南極観測隊は60〜70人で、南極の夏にあたる12〜2月だけ滞在する「夏隊」と、1年間滞在する「越冬隊」(約40人)で編成される。国立極地研究所の研究者や気象庁の職員(5人)などが、観測を担当する隊員として派遣されている。
年に一度、隊員や観測資材、食料などを運ぶのは南極観測船。現在の「しらせ」(2009〜)は、初代の「宗谷」(1956〜1962)から数えて4代目。例年「しらせ」は、11月中旬に東京を出港し、11月下旬にオーストラリアで、空路で来た観測隊員を乗せ、12月に昭和基地へ到着する。厳しい気候、物資も限られる不自由な環境で、観測隊員は数々の実績を残してきた。
1982(昭和57)年には、紫外線から地球上の生物を守っているオゾン層のオゾンが、南極上空で急激に減少していることを発見。世界初の「オゾンホール」の報告につながった。 
現在は、オーロラのメカニズムの解明、新種の菌類や隕石の発見などの研究が行われている。これまでに1万7000個以上の隕石を発見しており、宇宙研究にも役立っている。 
また、南極の氷に閉じ込められた空気を調べることで、気温や大気に含まれる二酸化炭素の濃度がわかり、地球の歴史も明らかにした。約72万年前までの氷柱を採取して調べ、約10万年間隔で暖かい時期と寒い時期が繰り返されてきたことを突き止めた。今後も、いろいろな分野で南極観測の成果が期待できる。

85%の削減が目標の「代替フロン」って?

大きな地震が起きると、ビルの高層階が横にゆっくり長く揺れることがある。建物は高さによって揺れ方が違い、高層の建物は、小刻みな揺れより「長周期地震動」で揺れやすい。長周期地震動とは、揺れが1往復するのにかかる時間(周期)が1.6〜7.8秒のゆっくりした長い揺れ。遠くまで伝わりやすく、上の階ほど揺れ幅が大きくなる特徴がある。 
東日本大震災のとき、震源から700q以上離れた大阪市の55階建ての高層ビルで、長周期地震動による大きな揺れがあった。大阪市の震度は3だったが、この高層ビルの揺れは約10分間続き、横方向に最大2.7m揺れたという。エレベーターはすべて停止し、天井や壁など360か所が壊れた。
将来予想される南海トラフ地震でも、大阪や名古屋の高層ビルで6m以上、東京でも4m以上の揺れが発生すると見込まれていて、長周期地震動による被害が予想される。
地震に備えるため、現在は、「震度4」以上が予想される地域に気象庁が「緊急地震速報」を出しているが、高層ビルやタワーマンションなどでは「震度3」以下でも被害が出る可能性がある。そこで、気象庁は、長周期地震動に対する備えができるような速報を、2018年度以降、緊急地震速報と同時に発表したいという。 
気象庁では、長周期地震動による高層ビルの揺れの大きさを4階級に分けている。最大の「階級4」は「立っていることができず、はわないと動くことができない。揺れにほんろうされる」状況、「階級3」は「立っていることが困難になる」状況。「階級3」以上の揺れが予想される地域に速報を発表することを目指し、各地の地盤の性質なども加えた新しい計算プログラムを開発していく。「階級」と一般的な地震の揺れの大きさを表す「震度」が混同されないように、長周期地震動についての知識も広めたいという。

2016年 SCIENCE CALENDAR

「大西卓哉宇宙飛行士」がソユーズでISSへ

温室効果ガスの排出量が多いアメリカ、中国が批准し、地球温暖化対策の新たな国際ルール「パリ協定」が発効した。世界全体の温室効果ガス排出量の約7割を占める90か国以上が批准。日本は手続きが遅れ、発効には間に合わなかったが、11月8日に批准した。

 

「デング熱」のため日本国内で女性が死亡

気象庁は、火山活動が活発化している八甲田山(青森県)、十和田(青森・秋田県)、弥陀ヶ原(富山・長野県)の3火山を、12月1日から「常時観測火山」に追加すると発表した。24時間体制で監視を続ける常時観測火山は、これで50火山になった。

 

「400歳」まで生きるサメ 脊椎動物で最長寿

国際自然保護連合は、「レッドリスト」を更新し、「キリン」を絶滅危惧種に指定した。1985年の時点では、アフリカに約15〜16万頭生息していたが、2015年には10万頭を切った。30年で約4割減ってしまったことになる。違法な狩猟や農地の拡大が減少の原因になっている。

 

国内最大のサンゴ礁で9割が「白化現象」

政府は高速増殖炉「もんじゅ」(福井県)の廃炉を正式に決定。高速増殖炉は原子炉内を高速で飛び交う中性子によって核反応を起こす特殊な原発。1994年に初臨界に達したものの、その後はトラブル続き。これまでに1兆円の予算が投じられ、廃炉作業に3750億円以上かかる。

 

2017年 SCIENCE CALENDAR

不明の着陸機「フィラエ」彗星上で発見

中部電力上越火力発電所に、アメリカ産「シェールガス」を含む液化天然ガスが到着した。シェールガスは泥や土が堆積してできた岩盤に含まれる天然ガスで、日本に輸入されるのは初めて。今後、電力会社やガス会社でアメリカ産天然ガスを輸入する動きが活発化する見込み。

 

世界最大級!草食恐竜の「足跡化石」

アメリカ海洋大気局は、2016年の「世界の年間平均気温」が14.84℃となり、記録が残る1880年以降で最高を記録したと発表。最高気温の更新は3年連続で、20世紀の平均気温13.9℃より0.94度も高くなった。地球温暖化が進んでいることが顕著に表れた。

 

中国の「神舟11 号」過去最長の有人宇宙飛行

宇宙航空研究開発機構は、1月に超小型ロケット「SS520」の打ち上げに失敗した原因を公表した。打ち上げ時の機体の振動や温度上昇で、電線が破損した可能性が高いという。SS520 は人工衛星を打ち上げるロケットでは世界最小級。再度 、打ち上げの成功を目指す。

 

着陸には失敗するもTGOは「火星観測」続行

環境省はペットとして輸入されているインドや中国原産のマルバネクワガタの仲間10種を、「特定外来生物」に指定する方針。野生で定着すると、国内の希少種が絶滅する可能性があるためだ。指定後は、販売や飼育、野外に放すことなどが原則として禁止される。

 

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