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eドリル トップページ > That's GAKU(2014年6月)

2014年6月

「国賓」としてオバマ大統領が来日

「国賓」としてオバマ大統領が来日

4月23日、アメリカのオバマ大統領が「国賓」として来日した。オバマ氏は、大統領に就任してから3度目の日本訪問だが、国賓としての来日は初めてだ。国賓とは、国家元首が最上級のもてなしで迎える海外からのお客様(要人)。日本の場合は、皇居での歓迎行事、天皇との会見、宮中晩餐会などが開かれ、天皇をはじめとする皇室が手厚くもてなす。国賓となるのは、主に外国の国家元首や首相。けれども、国家元首や首相がすべて国賓となるわけではない。日本政府が招待する外国の要人には、「国賓」、「公賓」、「公式実務訪問賓客」、「実務訪問賓客」などのランクがあり、来日したときの行事や政府が出す予算などが違う。最高級のもてなしをするのが国賓だ。ただし、国賓として招待する人は年に1人か2人ほど。近年迎えた国賓は、ブータンのワンチュク国王(2011年)、クウェートのサバハ首長、マレーシアのアブドル・ハリム国王(2012年)、フランスのオランド大統領(2013年)、ベトナムのチュオン・タン・サン国家主席(2014年)、そしてオバマ大統領だ。同じ国から招くのは10年に1回くらいのペースで、アメリカからは1996年のクリントン大統領以来。オバマ大統領が2009年に初来日したときは、「実務訪問賓客」という待遇だった。国賓にも注目して、日本の外交を考えてみよう。

古墳から出土した“卑弥呼の鏡”は「魔鏡」?

古墳から出土した“卑弥呼の鏡”は「魔鏡」?

日本の古墳からは、青銅でつくられた鏡が出土することがある。そのなかに、「三角縁神獣鏡」と呼ばれる形式の青銅鏡があり、近畿の古墳を中心に500枚以上が出土している。この鏡は“卑弥呼の鏡”ではないかという説がある。中国の歴史書『三国志』の「魏志倭人伝」に、「景初三年(239年)魏の皇帝が卑弥呼に銅鏡百枚を与えた」という記述があり、三角縁神獣鏡のなかに、「景初三年」という年号の銘が入っているものが見つかったことから、魏の皇帝が卑弥呼に与えた鏡ではないかといわれるようになったのだ。このほど、三角縁神獣鏡の精巧な複製(レプリカ)を製作し、光を当てる実験が行われた。出土した青銅鏡はさびているため、光を当てても反射しない。そこで、3D(3次元)プリンターを使って、東之宮古墳(愛知県犬山市)から出土した三角縁神獣鏡の金属製レプリカを造り、光を当ててみた。すると、鏡の表面で反射した光が投影されて文様が浮かび上がる「魔鏡」であることがわかった。魔鏡は、鏡の表面に微細な凹凸があって、光を反射させると、わずかなゆがみによって反射する光に濃淡ができ、鏡の裏面に刻まれた文様が映し出されるしくみになっている。古墳から出土するような鏡は、古代の儀式などで用いられたと考えられていたが、具体的にどのように使われていたかは不明だった。しかし、鏡に太陽の光を当てて裏面の文様を浮かび上がらせるという不思議な現象を人々に見せられたとすれば、この鏡を持っている人物は人々の心をつかみ、あがめられたと考えられる。今回の発見は、古代の鏡の役割を考える新しい手がかりになりそうだ。

武器輸出三原則を撤廃し「防衛装備移転三原則」を決定!

武器輸出三原則を撤廃し「防衛装備移転三原則」を決定!

日本には、武器の輸出を原則として禁止する「武器輸出三原則」があった。これは、1967(昭和42)年に佐藤栄作内閣が定めたものだった。1976(昭和51)年に三木武夫内閣が武器輸出三原則の対象地域以外にも武器の輸出を慎むと決めたため、日本は原則として武器を輸出しない国となり、戦後の安全保障政策の柱となっていた。その後、武器を輸出する場合は、個別に例外を認めて公表してきたが、4月1日、安倍晋三内閣は、「武器輸出三原則」に代わる「防衛装備移転三原則」を閣議決定し、3つの条件に沿っていれば武器輸出を認めることにした。防衛装備移転三原則では、武器輸出を認める条件を、@国際条約の違反国などには輸出を禁止するA輸出を認める場合を限定し、厳格に審査し情報公開するB目的外使用や第三国への移転が行われないよう適正に管理する、と定めている。具体的に輸出を禁止する国の例としては、国際条約の対人地雷禁止条約やクラスター爆弾禁止条約に違反している国、北朝鮮やイランなど国連決議で輸出が禁止されている国、紛争が起きている国などがある。反対に、武器の輸出先として想定される国は、同盟国のアメリカや友好国である北大西洋条約機構(NATO)に加盟している国々。武器輸出三原則を撤廃して新しい三原則を決めた主な目的は、アメリカやNATO加盟国と武器の共同開発や生産をしやすくするためだ。昨年、F35ステルス戦闘機の共同開発に日本が加わり、部品の開発や製造をすることになったが、今後、このようなケースが増えるだろう。Aにある輸出の審査には、昨年、創設された国家安全保障会議(NSC)が加わり、NSCの主要メンバーである首相、官房長官、外務大臣、防衛大臣(4大臣)と経済産業大臣などの閣僚会議で最終判断をすることになっている。防衛装備移転三原則の決定によって、日本は原則として「武器を輸出しない国」から「武器を輸出できる国」に大きく転換したことになる。新しい三原則には、武器の輸出をしていい国や武器の種類などは明記されていないので、武器の製造や輸出に歯止めがかからなくなるという心配もある。

「集団的自衛権」ってそもそもどんな権利?

「集団的自衛権」ってそもそもどんな権利?

安倍首相は1月の施政方針演説で、「集団的自衛権」を行使できるよう憲法解釈の変更を検討したいと述べた。それ以来、集団的自衛権という言葉をよく聞くようになったが、そもそも集団的自衛権とはどんな権利なのだろうか。自衛権とは、自分を守る権利で、集団的自衛権に対して、個別的自衛権という言葉がある。個別的自衛権とは、自分の身を自分で守るために反撃できる権利。つまり、外国が自分の国に攻めてきたら、国を守るために武力で反撃できる権利だ。日本は、憲法9条で「戦争放棄」と「戦力を持たないこと」をうたっている。ただし、歴代の内閣は自国の独立を守るために、個別的自衛権は行使できると憲法を解釈してきた。戦後、日本が個別的自衛権を行使したことはないが、行使するにあたっては、@日本への急迫不正の(差し迫った正義ではない)侵害があることA他に防衛手段がないことB必要最小限度の実力行使にとどまること、という3つの条件がある。それに対して、集団的自衛権とは、自分の国が攻められていなくても、密接な関係にある他国が攻撃された場合に反撃できる権利。国連の憲法にあたる国連憲章は、集団的自衛権を認めている。しかし、日本の歴代の内閣は、憲法9条があるので、集団的自衛権の行使は許されないと解釈してきた。そのため、武力を使う国連軍への参加も認めてこなかった。ただし、自衛隊が停戦合意した地域での復興支援をする平和維持活動(PKO)などには参加できるような法律が作られている。安倍首相は、他国の領土、領海、領空には派遣しないなどの条件つきで、集団的自衛権を行使できるようにしたい考えだ。日本にとって、安全保障上もっとも「密接な関係にある他国」といえば同盟国のアメリカ。朝鮮半島で戦争が始まり、アメリカ軍が参戦した場合を想定してみよう。自衛隊の艦船が公海上で燃料の補給などアメリカ軍の後方支援をしているときに、アメリカ軍の艦船が近くで攻撃を受けた場合、集団的自衛権を行使できれば、自衛隊の艦船も応戦できることになるのだ。与党の公明党は集団的自衛権の行使に賛成していないので、解釈が変更されるかどうかはわからない。しかし、もし変更されれば、戦後日本の「平和主義」を揺るがす大きな路線変更になりかねない。

SCIENCE CALENDAR

火星探査機「メイブン」打ち上げられる

「ラトビア」が、欧州単一通貨ユーロを導入した。ユーロを使う国は、1999年に11か国からスタートし、ラトビアの加入で18か国になった。共産圏だった東欧では、スロベニア、スロバキア、エストニアがすでに採用していて、2015年にはリトアニアも導入する予定だ。

 

江戸っ子1号が「水深7800 m」で撮影

東日本大震災で発生したがれきの焼却処分が「宮城県」で終了した。がれきの処理は復興への一歩で、宮城、岩手では年度内にも終了する。しかし、福島では処理がおくれており、がれきと津波による堆積物の処理がまだ半分程度しか終わっていない。

 

「農林水産物」の輸出額が過去最高を記録

福島第一原発事故の影響で、2011、2012年は「農林水産物」の輸出額が落ち込んだが、2013年は前年より22.4%増加し、29年ぶりに過去最高を記録。和食ブームで、みそやしょう油、日本酒などが好調だったほか、ホタテやリンゴ、緑茶といった農林水産物も輸出が伸びた。

 

旧石器時代の「貝器」沖縄で国内初の出土

沖縄県南城市のサキタリ洞遺跡から、貝を加工した道具「貝器」が出土した。二枚貝を割り、縁を刃物のように鋭く研いだ貝器は、約1万9000〜1万6000年前の後期旧石器時代のもの。貝器が日本で出土したのは初めてで、東南アジアなど南方文化につながる発見となった。

 

日本一の高層ビル「あべのハルカス」が開業

大阪市に日本一を誇る高層ビル「あべのハルカス」が開業した。このビルは60階建てで、高さは300 m。横浜市にある横浜ランドマークタワーを4m上回り、21年ぶりに国内最高を更新した。ビルには展望台があるほか、ホテルや美術館などが入っている。

 

世界の平均気温が「4番目」の高さに

奈良県明日香村の「高松塚古墳」から取り出され、修理が続いている壁画は、カビの再発が心配されるため、修理終了後も当分の間、古墳に戻さずに保存されることになった。7世紀末〜8世紀初めにつくられた高松塚古墳には、飛鳥美人などの極彩色の壁画が描かれていた。

 

小学校の新教科書でも「領土問題」の記述が増加

2015年度から使用される小学校教科書の検定結果が発表された。小学校の社会科で合格した4社のすべての教科書に竹島と尖閣諸島についての記述があり、「領土問題」に触れている。小学校の学習指導要領で取り上げるように指示されているのは、北方領土についてのみだ。

 

「エネルギー基本計画」で原発再稼働の方針

政府は国の中長期的なエネルギー政策を示す「エネルギー基本計画」を決定した。原発事故後、民主党政権は、2030年代に原発をゼロにする方針を打ち出していたが、新しいエネルギー基本計画では原発を重要な電源と位置づけ、再稼働を進める方針を明らかにした。

 

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