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eドリル トップページ > That's GAKU(2014年2月)

2014年2月

問題になって「特定秘密保護法」駆け足で成立!

「特定秘密保護法」という法律ができた。国の大事な情報(秘密)が漏れないように、漏らした公務員などを厳しく罰する法律だ。この法律では、@防衛、A外交、Bスパイ防止、Cテロ対策の4つの分野で、特に漏らしてはいけない情報を「特定秘密」に指定し、漏らした公務員や民間企業の従業員に対して、10年以下の懲役、1000万円以下の罰金を科す。特定秘密に指定されるのは、衛星から撮影した防衛施設の写真や自衛隊が通信に使う暗号、武器の性能などの情報が中心。だが、特定秘密に指定する情報の基準が明らかではないので、国民の「知る権利」を奪うという声もある。特定秘密に指定するべきかどうかは、国会や内閣府の4つのチェック機関で検討されるが、委員などが公平な立場の第三者ばかりではないので、役割を果たせるか心配されている。
なぜ今、このような法律を作ったかといえば、情報管理体制を厳しくし、アメリカ政府の信用を得たかったからだ。日本政府は、アメリカの国家安全保障会議(NSC)をモデルに、「日本版NSC」を設置した。中心となるのは首相、官房長官、外相、防衛相の4大臣会合で、北朝鮮や中国など周辺国から脅威が迫ったとき、国の平和と安全を守る司令塔となる組織として、素早い対応を目指している。アメリカからの情報提供は不可欠だが、近年、自衛隊のイージス艦のレーダーやミサイルの性能など、重要な防衛秘密が流出する事件があり、日本は情報管理体制が甘いと指摘されている。情報が漏れることを恐れて、アメリカが重要な情報を日本に伝えないという事態にならないように、特定秘密保護法を成立させ、情報管理を強化したというわけだ。

「リニア中央新幹線」のルートを公表!

JR東海から「リニア中央新幹線」の駅やルートが公表された。東京の起点は品川で、東京(品川)─名古屋間の286qを、最高時速505q、最速約40分で結ぶ。現在、新幹線「のぞみ」の品川─名古屋間は、最速でも1時間30分余りだが、リニア中央新幹線では半分以下に短縮される。ただし、これは中間駅に停車しない直通運転の場合で、中間駅に停車すると、1駅につき8分ずつ時間がかかる。中間駅はルートとなっている各都道府県に1駅ずつで、相模原市(神奈川県)、甲府市(山梨県)、飯田市(長野県)、中津川市(岐阜県)に建設される予定。全区間の86%がトンネルで、地上を走る40qの区間も騒音対策のため大部分が防音フードで覆われるので、窓から景色を眺めることはほとんどできない。運行本数は1時間に5本程度。東京(品川)─名古屋間の運賃は、新幹線「のぞみ」の運賃プラス700円程度を想定していて、大幅に上がることはない見込みだ。2014年度に着工し、2027年に開業予定。2045年には、名古屋─大阪間を開業し、東京─大阪間を1時間で結ぶ計画だ。リニア中央新幹線が開通したあとも、東海道新幹線は存続する。停車駅が少ない今の「のぞみ」の役割がリニア中央新幹線に移り、停車駅が多いものを東海道新幹線が担うことになる。地震などの大災害が起きた場合の備えとしても、リニア中央新幹線と東海道新幹線という2つの大動脈を作ることは重要だ。また、陸上の交通手段として世界で最速となるリニア新幹線は日本が海外へ輸出する重要なインフラにもなるはずだ。キミが社会で活躍する時代には、東京─名古屋間が40分で移動できるようになる。そのとき、社会がどう変化するのか、予測してみることも大切だね。

「ビッグデータ」って何で注目されているの?

ニュースなどで、「ビッグデータ」という言葉を耳にするようになった。ビッグデータとは、IT( 情報技術)機器などを利用して保存され、ためられていく大量のデジタルデータのこと。たとえば、スマートフォンやパソコンでサイトに接続すれば、その情報は携帯電話会社やプロバイダにデータとして残される。ネット通販で買い物をすれば、その情報は通販会社などに蓄積される。直接、IT機器を操作しなくても、コンビニでポイントカードを出して買い物をすれば、誰が、いつ、どの店で、何を買ったかというデータが残るし、鉄道会社のIC(集積回路)乗車券を利用すれば、誰が、いつ、どこからどこまで電車に乗ったという履歴がビッグデータになっていく。そして、そのデータはビジネスに利用される。ネット通販会社では、購入した商品のデータから、その人の好みに合う別の商品をおすすめ商品として紹介したり、コンビニでは、どんな年齢層の男女が来店し、どんな商品を買ったかを分析して店に並べる商品を決めたりしている。このように、ビッグデータは以前から利用されているが、最近、注目されるようになったのは、集めたデータを自分の会社で利用するだけでなく、ほかの会社に販売する動きが目立ってきたからだ。昨年、JR東日本のIC乗車券『Suica』で蓄積した駅の利用状況のビッグデータを販売するサービスが始まった。ある駅をどんな年齢層の人がどれくらい利用しているかといったデータは、駅の近くにお店を出したりする企業にとっては、お金を払ってもほしい情報。だが、Suicaの利用者にすれば、知らない間に自分の行動記録が売られているようなもの。販売されるビッグデータには、氏名など個人が特定できる情報は入っていない。けれども、ほかの何かの情報と照らし合わせれば、個人が特定される心配もある。自分の情報を含むビッグデータが自由に取引されれば、どこで個人情報と結びついて悪用され、犯罪に巻き込まれるかもわからない。自分がどこかで記入したり入力したものが、ビッグデータとして集められ、利用される可能性があることを覚えておく必要があるね

問題になっている「防空識別圏」って?

中国国防省が、11月23日、東シナ海に「防空識別圏」を設定したと発表。この圏内に日本の領土である尖閣諸島の上空が含まれ、日本の防空識別圏と重なっていることが問題となっている。どの国にも領土があり、領空がある。領空とは、領土と領海の上空のことで、領海は領土の海岸線から12海里(22・224q)離れた地点までと、国際法で決められている。防空識別圏は、自国の領空に外国の航空機などを無断で侵入させないために、領空の外側に設定した空域。航空機は速度が速いため、外国の戦闘機などが領空に入って(領空侵犯して)から対応したのでは領土や国民を守れない。そこで、防空識別圏内に外国の航空機などが無断で侵入した場合、日本では自衛隊の戦闘機を緊急発進(スクランブル)させて領空に侵入しないよう警告し、軍用機などが警告に従わずに侵入した場合は警告射撃や自衛戦闘もできる。防空識別圏はあらかじめ海外の国に公表し、圏内を通る航空機には事前に通過位置や予定時刻を通知してもらって確認し、国籍不明の不審な航空機と区別するようにしている。防空識別圏は、1950年代にアメリカが初めて設定したもので、その範囲は、国際法で決められているものはなく、各国の基準で定めている。中国は尖閣諸島を自国の領土だと主張しているので、わざわざ尖閣諸島の上空を防空識別圏に含めたと考えられる。中国は、防空識別圏内を飛行する日本の民間航空機に、飛行計画を提出するよう求めているが、日本の航空会社はこれに応じていない。2014年1月現在、中国の防空識別圏内を飛行する日本の民間航空機に対して、中国の戦闘機がスクランブルをするような事態にはなっていない。しかし、このままでは日本の自衛隊機と中国軍機が両国の防空識別圏内で接近し、衝突が起こる危険もあるので、解決してほしい問題だ。

SCIENCE CALENDAR

オリンピック開催地「2020年」は東京に決定

国際オリンピック委員会(IOC)の総会が開かれ、「2020年」のオリンピック開催地が東京に決まった。東京での開催は1964年以来56年ぶり。日本でのオリンピック開催は1972年の札幌、1998年の長野を含め4回目。東京オリンピックの開催費用は7340億円と見積もられている。

 

節電の意識が浸透し電力利用「10.5%減少」

大手電力会社10社の昨夏の電力利用のピークは8月9日で、1億5907万kWを記録した。この最大電力利用量を、東日本大震災前で、2013年と同じ猛暑だった2010年夏の1億7775万kWと比べると、「10.5%減少」している。消費者に節電の意識が浸透したためとみられる。

 

「国際成人力調査」日本は2分野で世界一

経済協力開発機構は、日常生活や職場で必要な技能を測るため、24か国・地域で16〜65歳を対象に、読解力、数的思考力、ITを活用した問題解決力の3分野で「国際成人力調査」を実施。その結果、日本は読解力と数的思考力で1位となり、平均的な技能の高さがわかった。

 

「男女平等指数」で日本は105位にダウン

世界各国の男女平等の度合いを指数化して順位をつけた2013年「男女平等指数」が発表された。調査した136か国中、日本は105位で、前年より4つダウン。日本の女性は識字率や高校までの教育水準が世界1位だが、仕事をしている人や政治家が少ないため男女平等指数は低い。

 

「ケネディ駐日大使」が日本へ着任

アメリカの「キャロライン・ケネディ駐日大使」が成田空港に到着した。1963 年に暗殺されたジョン・F・ケネディ大統領を父に持つケネディ大使は、女性初の駐日アメリカ大使。日米の関係強化に取り組むとともに、日本の女性の地位向上にも強い関心を示している。

 

中国の古代遺跡が「煬帝」の墓と判明

中国江蘇省揚州市で3月に発見された古代遺跡が、「煬帝」(569〜618)の墓と判明した。煬帝は隋王朝の第2代皇帝で、倭王(日本の国王)が遣隋使に託した手紙を読み、激怒したと伝えられる人物。発掘現場から50歳前後の男性の歯や埋葬品、墓誌などが見つかっている。

 

日本の「15歳」の学力”脱ゆとり”で回復

経済協力開発機構は、「15 歳」の男女を対象に、65か国・地域で国際学習到達度調査を実施。その結果、日本は読解力が前回の8位から4位、科学的応用力が5位から4位、数学的応用力が9位から7位と、全3分野で前回(2009年)の結果を上回った。“脱ゆとり教育”の成果か。

 

飛鳥寺西方遺跡で発見「槻の樹の広場」?

奈良県明日香村の飛鳥寺西方遺跡で、飛鳥時代の砂利敷きが確認され、東西約120mにわたる規模の広場だったことが確実になった。この広場は国家儀礼の場で、大化の改新(645年)を行った中大兄皇子(天智天皇)と中臣鎌足が出会った「飛鳥寺西の槻の樹の広場」とみられる。

 

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