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eドリル トップページ > That's GAKU(2013年10月)

2013年10月

国民全員に番号を割り振る「マイナンバー法」成立!

これからは、赤ちゃんが生まれると、「一人に一つ」、番号が割り振られる時代になる。5月24日、参議院本会議で、「共通番号制度関連法(マイナンバー法)」が成立。この法律により、日本国民は、生まれてから死ぬまで使い続ける12ケタの番号(マイナンバー)を割り振られることになった。具体的には、2015年10月に国民一人ひとりのマイナンバーが通知され、2016年1月にはこの番号が入ったIC(集積回路)チップの入った顔写真つきの「個人番号カード」が作成され、市町村の窓口で交付される。マイナンバーは、当面、税金、社会保障(年金、児童扶養手当、生活保護など)、災害対応の3分野の行政手続きに共通番号として使われる。なぜ、共通番号にする必要があるのかといえば、共通番号のほうが、手続きが簡単で便利になり、不公平も少なくなるからだ。現在は、役所で児童扶養手当などを申請するときに、住民票や納税証明書など、住所や所得などを証明する書類を提出しなければならないが、マイナンバー制度が始まれば、個人番号カードを窓口で提出するだけで、簡単に手続きができる。個人番号カードがあれば、他の情報を確認できるからだ。また、個人がマイナンバーで管理されていれば、いくつもの会社から所得を得ている人が、所得の一部を申告せずに、税金を少なくするといった不正もしにくくなり、年金の記録が、結婚や転職でわからなくなる心配もなくなる。さらに、災害や事故にあったときには、その人の情報をすぐに確認できる。しかし、マイナンバー制度も利点ばかりではない。同じような制度を導しているアメリカや韓国では、番号や個人情報が盗まれて、勝手にローンを組まれたりする被害も出ている。また、イギリスでは、個人情報を国がまとめて把握することで、国民に対する管理が強まるのを嫌い、制度を廃止した。 便利になる反面、悪用されたり管理が強まる心配もあるので、マイナンバーの利用や管理には、私たち国民も監視する目を持ち、注意を払わなければならないね。

アフリカ首脳が日本に集まる「TICAD」って?

6月1〜3日まで、横浜で「アフリカ開発会議( TICAD)」が開かれた。TICADは、アフリカ諸国の首脳が、5年に1度、日本に集まり、日本の首脳や経済界の人たちとアフリカの開発をテーマに話し合う会議だ。1993年に始まり、今回で5回目。アフリカ51か国の首脳が、今回の会議のために来日した。TICADは、当時、旧ソ連からの支援を打ち切られるなどして、紛争や貧困が問題になっていたアフリカの経済的自立を支援するために始まった会議。今回の会議でも、日本政府は、今後5年間で約1.4兆円の政府開発援助(ODA)を含む、約3.2兆円の資金を、民間企業と協力して支援すると表明した。もちろん日本にとっても、アフリカを支援することには大きな意味がある。支援により、インフラ整備や資源開発を進めることで、日本企業がアフリカに進出しやすくなり、アフリカの豊富な地下資源を日本へ輸入しやすくなる。ただし、アフリカ側から、自分の国から大量の人や物を持ち込んで、資源だけを持ち帰る中国流の支援には不満が出ている。現地の人を働き手として雇い、技術を身につけさせ、人材を育てるような支援が求められていて、日本もそれに応えようとしている。

中国で問題になっている「シャドーバンキング」って?

「シャドーバンキング」は、そのまま訳せば「影の銀行」という意味になる。国によって銀行の制度に違いはあるが、どの国でも、銀行は法律などによって業務が規定され、正規の金融業務は政府や中央銀行から監視され指導を受けている。それに対して、正規の金融業務の条件を満たしていない取引を「影」の取引、つまりシャドーバンキングという。最近では、特に中国の不透明な金融取引を指す言葉になっている。中国では、銀行に対する規制が日本などより厳しく、銀行が融資できる( 資金を貸せる)金額や金利が決まっている。そのため、銀行から正規の融資を受けられない企業が、シャドーバンキングで集めた資金を貸してもらい、事業に使っている。その代表が「理財商品」と呼ばれるもの。信託会社などが債券を売り出して、不動産開発会社などの開発資金を集める。理財商品の債券は銀行の窓口で売られることもあるが、それは債券を購入した人の投資になるため、融資に関する規制を受けない。投資家にとっては、預金より高い金利が期待できるというメリットがある。その反面、投資した不動産事業がうまくいかなければ、債券は紙くずになり、投資したお金がすべて戻ってこないこともある。こうしたシャドーバンキングで資金が集められるため、不動産開発が盛んになり、適正な価格より高くなるバブルを生み出している。もし、中国でバブルが崩壊すれば、世界経済に及ぼす影響も深刻。そのため、今のうちに規制を強化するなどしてシャドーバンキングを制御し、経済を安定させるよう、世界の国々が中国に求めている。

滋賀県の上御殿遺跡から「双環柄頭短剣の鋳型」出土!

滋賀県高島市の上御殿遺跡から、「双環柄頭短剣の鋳型」が見つかった。この鋳型は弥生時代中期から古墳時代前期(紀元前350〜紀元300年)のもので、青銅器の短剣を鋳造するためのものだとみられる。双環柄頭短剣は、短剣の柄の先に二つの輪がついていて、剣身が直線のデザイン。シルト岩製の鋳型は、長さ約30p、幅約9p、厚さ約4p前後の大きさで、柄と剣身を一度に鋳造するタイプだ。これまで国内では、北部九州や瀬戸内地方で青銅器の短剣が出土しているが、剣身はくびれがあるデザインで、柄と剣身を別々に鋳造するタイプだった。今回見つかった鋳型の双環柄頭短剣のデザインは、朝鮮半島でも出土例がないが、中国の北方騎馬民族が春秋戦国時代(紀元前8〜紀元前3世紀)に使っていたオルドス式短剣とよく似ている。上御殿遺跡からは、鋳型が出土しただけで、実際に短剣を鋳造した痕跡はなく、短剣自体も発見されていない。中国の北方で使われていた短剣を参考にして、国内で同じような短剣を作ろうとしたとも考えられるが、短剣がどのルートを通って近畿まで伝わってきたかは不明。今後、青銅器文化の伝達ルートを研究するうえで、貴重な発見になりそうだ。

参院選で自民党が圧勝し「ねじれ国会解消」

7月21日、参議院議員選挙の投開票が行われ、民主党が惨敗し、自民党が圧勝した。改選された121議席のうち、過半数を超える65議席を自民党が獲得。改選前より31議席増やした。公明党も1議席増やしたため、連立与党は32議席増やしたことになる。その結果、選挙のなかった議席を合わせた参議院全体でも、自民党115議席、公明党20議席となり、全242議席の過半数を超える135議席を与党が占めることになった。これまで、衆議院では与党、参議院では野党が過半数を占めるというねじれ状態≠セったが、ようやく今回の選挙で、「ねじれ国会解消」となった。与党が過半数を獲得したことで、原発の再稼動とTPP( 環太平洋戦略的経済連携協定)への参加は推進されることになる。ただし、憲法改正の発議に必要な全体の3分の2の議席数には届かなかったため、憲法改正の動きには、ひとまず歯止めがかかった。今回の参議院議員選挙は、インターネットを使った選挙が解禁されて初めての本格的な選挙でもあった。投票先を決めるのに、ネットの情報を参考にしたかというアンケートでは、「参考にした」が11%で、80%の人が「参考にしなかった」と答えている。ネット選挙への関心は低かったようだ。

SCIENCE CALENDAR

ワースト1から3年で横浜市の「待機児童ゼロ」

横浜市は保育所の「待機児童ゼロ」を実現した。待機児童とは、定員いっぱいなどの理由で希望の保育所に入れない子ども。3年前、横浜市の待機児童は1552人で、全国ワースト1の市区町村だったが、保育所経営に企業が参入しやすい環境を整え、問題を解決した。

 

80歳の最高齢で「エベレスト登頂」成功

冒険家の三 浦雄一郎さんは、世界最高峰の「エベレスト登頂」に成功した。これまで最高齢だった76歳の登頂記録を4歳更新し、80歳の史上最高齢記録を打ち立てた。三浦さんは、70歳と75歳のときにも登頂に成功しており、今度の登頂が3 度目の成功だった。

 

2050年の世界人口は「96億人」と推計

国連は新たな人口推計をまとめ、2050年の世界人口は「96億人」に達すると予測。2011年の推計では93億人と予測されていたので、増加のペースが上がった。国別では、インドの人口が2028年頃、14億5000 万人になり、中国を抜いて世界第1位になる見通し。

 

「記憶遺産」に遣欧使節資料と御堂関白記

ユネスコの国際諮問委員会で、江戸時代の鎖国直前の日欧関係を伝える「慶長遣欧使節関係資料」と、平安時代の関白、藤原道長の自筆日記「御堂関白記」が、「記憶遺産」に登録されることが決まった。記憶遺産は歴史的な文書や絵画などの保存を目的とした事業。

 

「クロアチア」が28番目のEU加盟国に

「クロアチア」がEU(欧州連合)に加盟し、加盟国が28 か国となった。クロアチアは、旧ユーゴスラビア連邦の6共和国の一つで、1991年に独立を宣言したが、1995年まで民族紛争の戦闘が続いた。旧ユーゴスラビアの国ではスロベニアがすでに加盟している。

 

 

王位継承順位第3位の「ジョージ王子」誕生

イギリスのウィリアム王子とキャサリン妃夫妻に、第1子となる男の子が生まれ、「ジョージ・アレクサンダー・ルイ」と名づけられた。この「ジョージ王子」の王位継承順位は、祖父のチャールズ皇太子、父のウィリアム王子に次いで第3位となる。

 

 

7月の訪日外国人が初めて「100万人」を突破

7月に日本を訪れた外国人旅行者が100万3000人に達し、月間の旅行者として初めて「100万人」を突破 したことがわかった。円安や東南アジアからの旅行者の査証(ビザ)発給要件を緩くしたことが功を奏し、ビザを免除したタイからの旅行者は85%も増加した。

 

イチローが達成日米「4000本安打」

アメリカ大リーグ、ヤンキースのイチロー選手が、ブルージェイズ戦で1回にヒットを打ち、日本のプロ野球とアメリカの大リーグで通算4000本安打を達成。イチロー選手はプロ22 年目。100年以上の歴史を持つ大リーグでも、4000本安打達成者は2人だけだった。

 

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