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eドリル トップページ > That's GAKU(2011年5月)

2011年5月

こんなことが起きている!地球環境に赤信号

大気汚染イメージ

2007年4月、北九州市では10年ぶりに光化学スモッグ注意報が発令され、5月27日には市内の小中学校の運動会がすべて中止になった。東京都でも2010年の1年間に20回の光化学スモッグ注意報が発令されている。光化学スモッグは大気汚染によって発生するが、なぜ大気が汚染されているのだろうか。

大気汚染(光化学スモッグ・酸性雨)

どんな問題?人々の健康や動物の生態系にも悪影響

大気汚染とは、大気(空気)に有害な物質が混じって汚れ、人の健康や生活、また、動物や植物の成長に悪影響を及ぼすことだ。火山の噴火など、自然災害によっても大気は汚染されるが、地球環境を壊すような重大な大気汚染は、ほとんど人間の活動によって引き起こされている。今、問題となっている大気汚染には、「スモッグ」や「光化学スモッグ」、「酸性雨」などがある。「スモッグ」は、産業革命で石炭を燃料として使うようになったイギリスで最初に問題になった。特にひどかった1952年の『ロンドンスモッグ』では、気管支炎や気管支肺炎などの病気で、1万人以上が死亡した。日本でも、1960年代から70年代にかけて、東京や大阪などの大都市や工業地帯でひどいスモッグが見られた。三重県の四日市コンビナート周辺で発生した『四日市ぜんそく』は、大気汚染が原因の公害病。激しいぜんそくの発作を起こして、呼吸困難や心臓発作などで数百人が亡くなった。「光化学スモッグ」は、大気中の有害物質が、太陽の紫外線を受けて光化学反応を起こし、できた物質により発生する。光化学スモッグが出ているときに屋外にいると、目やのどの痛みを感じ、ひどくなると呼吸困難になるので、光化学スモッグ注意報が出た北九州市では、外で行う運動会を中止したというわけだ。日本では、スモッグの発生は1970年代よりずっと少なくなっているが、光化学スモッグ発生の原因となる物質は、今も環境基準を超えて検出されている。もう一つ問題になっている「酸性雨」は、大気を汚染した有害物質が、雨に溶けて地上に降り注ぐもので、普通の雨より酸性が強いことから酸性雨と呼ばれる。酸性雨が森林に降り注ぐと、木や草が枯れたり、湖や沼の水生生物が死んで生態系が壊れる心配があり、ヨーロッパでは深刻な被害が出ている。また、酸性雨は長い間に大理石やコンクリート、金属なども溶かしてぼろぼろにしてしまうので、歴史的に貴重な建物や屋外にある彫刻などにも被害が出ている。世界遺産になっている大理石の美しい霊廟「タージ・マハル」(インド)も、酸性雨などによってもろくなり、心配されている建物の一つだ。

人々の健康や動物の生態系にも悪影響イメージ

なぜ起こるの?主な原因は工場や自動車の排出ガス

始まってるよ!こんな規制 群馬では走れても東京では走れない?

大気中の汚染物質が多くなるほど健康に被害が出やすいので、交通量の多い地域だけで適用されている自動車排出ガスの規制もある。「自動車NOx・PM法」は、排気ガスの窒素酸化物と粒子状物質について規制する法律で、東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫・愛知・三重の8都府県だけで適用されている。また、ディーゼルエンジンの車は、一般のガソリンエンジンの車より、すすなどの粒子状物質を多く含む黒煙を出すので、東京・埼玉・千葉・神奈川・大阪・兵庫では、法律のほかに、都道府県の条令で排出基準に合わないディーゼルのトラックやバスなどの運行を規制している。そのため、群馬では運行が許可されても、東京では許可されないトラックもあるというわけだ。

始まってるよ!こんな規制 群馬では走れても東京では走れない?イメージ

大気汚染の原因となる主な物質は、工場や火力発電所などから排出される硫黄酸化物や自動車から排出される窒素酸化物など。これらの物質は、石油、石炭、天然ガスなど(化石燃料)が燃料として燃やされたときに、化石燃料に含まれる硫黄や窒素が酸素と結びついて発生する。そのほかに、工場から出る煙やすす、ディーゼルエンジン車の排気ガスから出る浮遊粒子状物質(大気に漂うとても細かい粒子)なども、大気を汚染している。大気汚染による「スモッグ」は、冬に起こりやすい。暖かい空気の層の下に冷たい空気が流れ込み、空気が移動しにくくなったときに、工場や自動車の排気ガスが地表近くにたまって発生する。一方、「光化学スモッグ」は、夏に発生しやすい。その理由は、工場や自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物と炭化水素が太陽の紫外線を受け、化学反応を起こしてできる光化学オキシダントが原因で発生するからだ。だから紫外線が強い夏の昼間に起こりやすい。それから、「酸性雨」は、工場や自動車から排出された硫黄酸化物や窒素酸化物が、太陽光線や酸素、水蒸気と複雑な化学反応を起こしてできた硫酸や硝酸が原因。それが雨の粒に取り込こまれて、酸性雨として地上に降ってくるのだ。

対策は?工場や自動車などの排出ガスを規制

大気汚染の原因となる主な物質は、工場や火力発電所などから排出される硫黄酸化物や自動車から排出される窒素酸化物など。これらの物質は、石油、石炭、天然ガスなど(化石燃料)が燃料として燃やされたときに、化石燃料に含まれる硫黄や窒素が酸素と結びついて発生する。そのほかに、工場から出る煙やすす、ディーゼルエンジン車の排気ガスから出る浮遊粒子状物質(大気に漂うとても細かい粒子)なども、大気を汚染している。大気汚染による「スモッグ」は、冬に起こりやすい。暖かい空気の層の下に冷たい空気が流れ込み、空気が移動しにくくなったときに、工場や自動車の排気ガスが地表近くにたまって発生する。一方、「光化学スモッグ」は、夏に発生しやすい。その理由は、工場や自動車の排気ガスに含まれる窒素酸化物と炭化水素が太陽の紫外線を受け、化学反応を起こしてできる光化学オキシダントが原因で発生するからだ。だから紫外線が強い夏の昼間に起こりやすい。それから、「酸性雨」は、工場や自動車から排出された硫黄酸化物や窒素酸化物が、太陽光線や酸素、水蒸気と複雑な化学反応を起こしてできた硫酸や硝酸が原因。それが雨の粒に取り込こまれて、酸性雨として地上に降ってくるのだ。

キミにもできること きれいな空気のために自転車もいいね

大気汚染を防ぐために、キミが普段んの生活でできることもあるよ。たとえば交通手段。排出ガスの規制を守っている車でも、汚染物質の排出量はゼロではない。化石燃料を少しでも使わないほうが大気を汚さなくてすむんだ。近くへ行くときは、車を使わず、自転車に乗ったり、歩いてはどうだろう。最近は、遠くの会社まで自転車で通うサラリーマンも増ふえているそうだよ。遠くへ行くときも、自家用車よりバスや電車を使うほうが、一人当たりの汚染物質の排出量は少なくてすむ。大切なのは、大気汚染物質がどうして排出されるのかを知ってから、自分の行動を考えてみることだね。

きれいな空気のために自転車もいいね イメージ

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