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eドリル トップページ > That's GAKU(2010年11月)

2010年11月

人体に備わる驚異のメカニズム なぜ指につめがあるの?

つめの構造はどうなってるの?

つめの構造はどうなってるの?

「つめ」は硬いので、人間の体の部分でいえば、骨に近い材質でできていそうだが、実は、皮膚の一部で、表皮が角質化したものなんだ。毛髪と同じだね。表面に見えている部分、つまり、私たちが普段「つめ」と呼んでいる部分を「爪甲」というよ。爪甲の内側のつめが覆っている皮膚が「爪床」。そして、根元の皮膚に隠れている部分が「爪根」で、爪根には、盛んに細胞分裂して新しいつめが生まれてくる「爪母」がある。つめ(爪甲)は割われたり、はがれてとれてしまっても、また生えてくるが、この爪母が失われてしまうと、二度と生えてこなくなってしまう。人間のつめが伸のびる速さはどれくらいか。これはキミも経験的に知っていると思うが、手のつめは1日に約0.1o、1か月に3oくらい。だから、つめがすっかり生え変わるには約3か月かかる。足のつめが伸びるのは、1日に0.025〜0.05oで、手のつめより伸びるのが遅い。つめは冬より夏のほうが伸びが速いというけれど、キミはその違いを感じたことはあるかな。また、同じ手の指でも、人差し指、中指、くすり指は伸びが速く、親指がいちばん遅い。つめを切るときに観察してみると、こんな違いもわかると思うよ。

人間のつめにはどんな働きがあるの?

人間のつめにはどんな働きがあるの?

つめは人間だけでなく、いろいろな動物がもっていて、は虫類、鳥類、ほ乳類の動物にはほとんどある。しかし、形には違いがあり、主なものは「鉤爪」、「蹄」、「扁爪」の3種類に分けられる。「鉤爪」は、は虫類、鳥類の基本的なつめの形で、ワシやタカなどの鋭いつめを思い浮かべるとわかりやすいだろう。つめが指先を覆うようにかぎ状に曲がっていて、木に登ったり、とまったり、エサをとるのに都合のいい形だ。「蹄」は、ほ乳類のなかでも牛や馬などの大型の草食動物にみられるつめの形。つめが筒状になっていて、重い体重を支え、硬かたい地面の上を走るのに適している。「扁爪」は、霊長類にみられるつめの形で、人間のつめもこれ。爪甲が指の先の上の面だけを覆っていて、指で物を握にぎるのに適した形だ。しかし、原始的な霊長類には鉤爪を持っているものもいる。このように見ていくと、動物のつめは、それぞれの動物の生活に合った形に進化してきたことがよくわかるね。人間のつめには、指先を保護する働きがあるのはもちろんだが、つめがあるおかげで、指先に力が入り、足のつめは歩行に役立っている。また、手は物をつかみやすい。しかしそれだけでなく、指の腹に加わった圧力をつめが受け止め、反対に指の腹に圧力が加わるので、指先の微妙な感覚で力加減を調節でき、細かい作業もできる。人間の指先が器用なのは、扁爪のおかげなんだね。

ちょっと知っ得!つめにも水虫?

ちょっと知っ得!つめにも水虫?

つめには体の不調が表れることが多いけれど、つめそのものが病気に冒されることもあるよ。特に足のつめに見られる症状で、つめが白く濁ったような色になり、厚くなったり、もろくなったりしていたら「つめ水虫」かもしれない。水虫は白癬菌が原因で発症する病気(感染症)で、白癬菌が足の皮膚にすみつくと、いわゆる水虫、つめにすみつくと、つめ水虫になる。それだけでなく、股にすみつけばインキンと、体のあちこちに寄生して症状を出す可能性があるんだ。つめ水虫はあまりかゆみがないので、気にせずにそのまま放置している人もいるが、体のほかの部分や家族にも移るのでやっかいだ。家庭内では、家族で使うバスマットやスリッパなどを介して白癬菌が移ることが多い。家族の足のつめもチェックしておきたくなるね。

つめのメンテナンス 深つめはトラブルの元!ただしいつめ切りを

つめのメンテナンス 深つめはトラブルの元!ただしいつめ切りを

“深づめ”とは、つめを指の先端より短く切ることだが、キミたちのなかにも、深づめにしないと気がすまないという人はいないかな? この深づめは、指先のトラブルを起こしやすいので要注意だ。つめの先端が皮膚に食い込こんで、痛みを感じるようになる「陥入づめ」という症状があるが、陥入づめになる人のほとんどは、深づめが原因だという。特に足の親指は、靴に当たって圧迫されやすいので、陥入づめになるリスクも高い。では、どのようなつめの切り方が正しいかといえば、指先から1mmほどつめを残して切るといい。特に足の親指のつめは、丸く切らずに両端を残して四角く切るようにすれば、靴の圧迫でトラブルが発生することが少ないそうだ。キミも試してみてね。

つめは健康のバロメーター?

ところで、キミは自分のつめに異常を見つけたことはないかな?つめには体の不調が表れるので、健康のバロメーターともいわれているよ。体の異常はつめの「形」、「色」、「筋」などに表れる。形の変化では、つめの真ん中がスプーンのようにへこみ、「さじ状」になるときは貧血、爪甲が盛り上がり、伸びたつめが指先を包むような「ばち状」になるときは、肺や心臓の病気、肝硬変などの場合がある。つめの色は、健康な人はきれいなピンク。爪床にたくさんの毛細血管があり、その色が透すけて見えるからだ。それが紫色に見えると、酸欠や貧血の症状、白い点や線が見えると、腎臓の病気などが疑われる。また、外から傷つけられたわけではないのに、爪甲の表面に横筋や小さなへこみができているのは、爪母でその部分が作られるときに、体調が悪くて、成長が妨げられたしるしだ。キミもときどき自分や家族のつめをチェックして、健康状態を確認してみてね。

ちょっと知っ得!つめで健康チェック

ちょっと知っ得!つめで健康チェック

体調が悪いときには、つめに横筋や小さなくぼみができる。手のつめが伸のびるのは1か月に約3oなので、つめを切るまで約3か月分の体調の記録が、つめに残っているともいえる。爪母から3oほどのところにくぼみがあれば、体調が悪かったのは約1か月前ということになる。つめは健康状態の履歴書"なのだ。つめの一部にくぼみなどがある場合は、ストレスやダイエットなど一時的な体調不良が原因の場合が多いが、どのつめにもみられる場合には、内臓の病気や貧血など、全身にかかわる病気であることが多いそうだ。気をつけておきたいね。ところで、50代、60代の人のつめを見ると、縦に筋が入っていることがある。でも、それを見て「病気だ!」と慌てないでね。つめに横に入る筋は体調不良の表れであることが多いが、縦に筋が入るのは、加齢とともにみられる自然な老化現象。病気ではないのでご安心を。

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