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eドリル トップページ > That's GAKU(2010年7月)

2010年7月

どうして決まった?この数字 身の回りにあるさまざまな数字。いつ、どうやって決められたのか。その数字が生まれたいわれや歴史をたどって見よう

なぜテニスの得点は0→15→30→40なんだろう?

なぜテニスの得点は0→15→30→40なんだろう?

 テニスは1ポイント入ると15点、2ポイントで30点、3ポイントで40点と数える。この不思議な数え方にはどういうわけがあるのだろう。
これには3つの説がある。テニスは12世紀ごろにフランスで生まれ、その後イギリスで発達した。フランスで生まれた当時、修道院では15分おきに鐘かねを鳴らし、お祈り、食事など15分単位で生活していた。それがスコアリングに応用されたという説。
また、時計の文字盤を使って得点表示したからだという説。時計の文字盤を1ポイントごとに15分ずつ進めて、1周すると1ゲームが終わるというわけ。
3つ目は、時計ではなくお金からという説。14世紀ごろのフランスの貨幣スーは60が基本だった。60スーの4分の1である15スーの貨幣を「ドゥニエ銅貨」といい、当時もっとも流通していた。テニスが人気になると人々は賭けの対象にし、このドゥニエ銅貨を1ポイントごとに賭け、先に60スーに達したほうが勝ちとしたため、15ごとのカウントになったという説だ。
さて、ここで疑問が残る。15ずつ進んだら3ポイント目は40でなく45なのでは?3ポイント目が40となった理由も諸説あるが、イギリスで発達するうちに、「15→ヒフティーン」「30→サーティ」に比くらべ、「45→フォーティファイブ」は長すぎて言いにくい。そこで「40→フォーティ」に変えたという説が有力視されている。けっこう、テキトーなんだね。

ゴルフコースはどうして18ホール?

なぜテニスの得点は0→15→30→40なんだろう?

 最近は石川遼選手など若手プロの活躍で注目されるゴルフだが、世界のほとんどのゴルフコースが18ホールで設計されているのはなぜなのだろう。
イギリスのスコットランドにある名門コース「セント・アンドリュース」で、コースの数をそれまでの22から18に改造したのが1764年のこと。それまではクラブによってホール数はまちまちだったが、この改造したセント・アンドリュースの配列や景観が評判になり、ゴルフコースの基本となった。そのために18ホールに統一されていったという。
こんな話もある。
昔むかしは寒さをしのぐために、1ホールを終えるごとにウイスキーをグラス1杯飲んでいた。ウイスキー1本でだいたいグラス18杯飲めるので、ちょうどきりのよい18ホールになったという話。ウイスキーの1杯もゴルフの1打も「ワンショット」というのは、そうした理由からだというが…。

野球が9回までなのは12進法の影響

野球が9回までなのは12進法の影響

 野球の原型ができたころは「先に21点取ったほうが勝ち」というルールだった。このため投手戦になると点が取れず、いつまでも試合が終わらない。逆に打線に火がつくと、あっさり決着がついた。
これにコックさんが猛抗議をした。試合終了後はパーティーをするのが慣習になっていたが、終了時間が予想できないと準備ができないからだ。そこで「イニング(回)制」が採用され、9回で1ゲームと決まった。
では、なぜ9回だったのか。当時のアメリカでは、まだ12進法が幅をきかせていた。
12進法では3の倍数が区切りとなる。だが、3回や6回では短くてもの足りない。かといって12回では長い。そこで「9回がちょうどいい」ということになったという。
これ以外にも三振、3アウトなど12進法の影響が残っている。では4ボールは? 実は、当時4ボールというルールはなく、ボールは何球投げてもよかったのだ。

ハットトリック(帽子の技巧)と3の関係

ハットトリック(帽子の技巧)と3の関係

 サッカーやホッケーで、ひとりのプレイヤーが1ゲームで3得点することをハットトリック(帽子の技巧)という。
この言葉のルーツはイギリスの国技とされるクリケットにある。クリケットで3者連続3球3振を奪うばった投手に、その偉業を賞賛して記念の帽子を与える習慣があり、これがハットトリックと呼ばれるようになった。
栄誉をたたえて帽子を贈る習慣は、現在もイギリス生まれのスポーツでは数多く残っている。たとえばラグビーのナショナルチームに選出されると記念の帽子が贈られる。
また、競馬では同じレースに3回続けて勝つことがハットトリックと呼ばれる。F1レースでは同じレースで、ポールポジションを獲得すること、決勝でファステストラップ(もっとも速い1周の走行タイム)を記録すること、優勝することの3つを行うとハットトリック。ダーツ競技では1スローの3本をすべてブルエリア(もっとも中心の部分)に入れるとハットトリックとなる。

初期のバレーボールは9イニング制だった

初期のバレーボールは9イニング制だった

 12進法が影響を与えたスポーツは野球のほかにも数多くあるが、バレーボールもそのひとつだ。初期のルールでは、9イニングを終えた時点で得点の多いほうが勝ちだった。また、1イニング3回ずつサーブができるなど、随所に12進法の考え方が散りばめられていた。
その後、ポイント制に切り換えられたときも、1ゲーム21点先取制と3の倍数が得点に採用されている。プレイヤーの人数も、9人制、6人制、12人制などの形態が生まれたが、やはり12進法が基本になっている。

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