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eドリル トップページ > That's GAKU(2010年2月)

2010年2月

日本や世界の動きを知るキーワードと、2009年3月から6月に起こった主なできごとがまとめてあるよ。これで地球の動きに強くなろう!

2009年 SCIENCE CALENDAR

「ラナウイルス」に感染しカエルが大量死!

「ラナウイルス」に感染しカエルが大量死!

昨年9月、国内の池で、オタマジャクシからカエルに変態する途中のウシガエル数千匹が死んでいるのが見つかった。麻布大学の宇根有美准教授の調査により、大量死したウシガエルは「ラナウイルス」に感染していたことがわかった。

国内でラナウイルスへの感染が確認されたのは、これが初めて。ラナウイルスは、主に魚類、両生類、ハ虫類に感染。オーストラリアではニジマスの幼魚の 大量死、アジアや欧米ではカエルの大量死が報告されていて、国際獣疫事務局は、昨年5月、報告を義務づける感染症に指定していた。

2006年の北米での調査では、カエルの死因の43%がラナウイルスによるもので、カエルツボカビの16%を上回り、ラナウイルスの流行による生態系への影響が心配されている。

「ドロマエオサウルス類」新種の恐竜化石発見か?

3月18日、福井県立恐竜博物館は、2008年度の発掘調査の成果として、福井県勝山市の白亜紀前期(約1億2000万年前)の地層から、小型肉食恐竜「ドロマエオサウルス類」の化石約160点が見つかったと発表した

ドロマエオサウルス類は、白亜紀前期から後期にかけて繁栄した二足歩行の恐竜だが、今回、発見された化石は、上あごの骨の形などこれまでに発見された化石には例のない特徴があり、新種の可能性が高いという。

恐竜は全長約1.7mと推定され、全身の骨約270個この約60%がそろっており、全身骨格こっかくの復元が可能。1つの個体の骨化石がこれほど多数発掘されたのは国内初。特に右足はほとんどの骨化石がそろっている。また、ドロマエオサウルス類としては国内で初めて、脳が収められていた部分(脳函)の化石が良い状態で残っていて、嗅覚、視覚、聴覚の神経が通っていた穴までわかり、恐竜の生態を知る重要な手がかりとなりそうだ。

九州電力が11月にも「プルサーマル発電」開始

九州電力が11月にも「プルサーマル発電」開始

5月18日、フランスで製造されたプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料が、御前崎港に到着。順調に進めば、11月には九州電力玄海発電所(佐賀県)3号機で、国内初となる「プルサーマル発電」が開始される見込みとなった。

プルサーマル発電は、原子力発電所で使用済みの核燃料からプルトニウムを取り出し、ウランを混まぜてMOX燃料に加工。再び燃料として使い原子力発電をする方式。使用済み核燃料を使うので、ウランを1、2割節約できる。

電気事業連合会は、来年度までに全国の16〜18基でプルサーマル発電を始める目標だったが、九州電力以外では四国電力伊方発電所と中部電力浜岡原子力発電所で来年始める予定のほかは、開始のめどがついていない。燃料の検査記録改ざんや研究用の高速増殖原型炉「もんじゅ」の事故による国民の安全性に対する不信と使用済み核燃料再処理工場(青森県)の完成延期が、計画の遅れの原因となっている。

4700万年前の霊長類化石「アイダ」公開!

4700万年前の霊長類化石「アイダ」公開!

霊長類とはホ乳類の一種で、ヒトやサルなどが含まれる。その霊長類の初期の化石が、ドイツ・メッセルの約4700万年前の地層から見つかり、アメリカ自然史博物館で、5月19日に公開された。

この化石は、今年が進化論を唱えたダーウィンの生誕200周年にあたることから、学名を「ダーウィニウス・マシラエ」(メッセルで見つかったダーウィンの動物)とされ、化石を研究したノルウェーの古生物学者の娘の名前にちなみ、「アイダ」というニックネームがつけられている。

アイダの体長は約60p。ネコほどの大きさで、キツネザルのような姿だが、5本の指はヒトのように親指が4本の指と向かい合い、物を握りやすい形で、爪もかぎ爪ではなくヒトのような平らな爪だ。初期の霊長類は、約5500万年前から3800万年前まで続いた始新世と呼ばれる時代に急速に進化したと考えられているが、この時代の化石の発見は非常に少ない。ところが、アイダは火山灰の中で完全に近い形で見つかり、これまで空白だった霊長類の進化の過程を埋める貴重な発見となりそうだ。

「宇宙基本計画」決定!5年で34基の衛星を打ち上げへ

政府の宇宙開発戦略本部は、6月2日、「宇宙基本計画」を決定した。宇宙基本計画は、宇宙利用に関する初の国家戦略。今後10年程度を見通し、5年間に推進するべき施策をまとめたものだ。

主なポイントは、日本の得意なロボット技術を生かし、2020年ごろに、二足歩行ロボットによる高度な月探査を目指すこと。また、昨年、施行された宇宙基本法で解禁になった防衛の分野での活用が1つの柱になっている。宇宙基本法ができるまで、日本では、科学の振興の目的でしか宇宙開発が認められなかった。しかし、宇宙基本法の成立により、産業の振興や防衛のための宇宙開発もできるようになったので、国民のニーズに合わせた人工衛星の開発を目指すことになった。

具体的には、2013年度までの5年間に34基の人工衛星を打ち上げるのが目標。これは昨年度までの5年間に打ち上げた衛星16基の2倍以上の数だ。災害監視5しや日本版GPS(人工衛星を利用した位置情報システム)のための衛星など、民間の利用が期待できる衛星の打ち上げのほか、情報収集衛星や弾道ミサイルの発射情報などをつかめる早期警戒衛星の研究など、防衛のための衛星開発も盛り込こまれている。宇宙基本計画で日本の宇宙開発がどう変わるのか注目しておこう。

1年半の観測を終えて月面に「かぐや落下」

1年半の観測を終えて月面に「かぐや落下」

月面に「かぐや落下」というニュースを聞き、事故かと思った人もいたかもしれないが、観測を終えた「かぐや」の月への落下は当初の計画通り。「かぐや」をねらった地点に落下させる技術の習得は、将来の月面着陸に備えてのものだ。

アメリカのアポロ計画以来の本格的な月探査計画で、日本の月周回衛星「かぐや」が打ち上げられたのは2007年9月。12月から観測を始め、月面へ落下した今年6月11日まで、1年半にわたり月の観測を行ってきた。これまでの観測で、月の正確な地形や月の表と裏の重力分布のちがいなどが明らかになっており、クレーターの数などから、従来、約30億年前に終わっていたと考えられていた月の火山活動が、実は約25億年前まで続いていたことなどがわかった。

だが、「かぐや」が地球に送ってきたデータの解析は、まだ3割ほどしか終わっていない。解析が進めば、まだまだ新しい事実も明らかになるはずで、今後の研究成果も期待されている。

2009年 SCIENCE CALENDAR

3/6

最年少の13歳7か月で「気象予報士」に

今年1月に行われた気象予報士試験の結果が発表され、横浜市の中学1年生山崎一哉君が、史上最年少の13歳7か月で合格。「気象予報士」になった。山崎君は小学5年生のときから試験に挑戦していたという。今回の試験も合格率6.3%という狭き門だった。

3/16

宇宙「長期滞在」へ若田宇宙飛行士出発

若田光一さんらを乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」が打ち上げられた。若田さんは3度目の宇宙飛行で、日本人として初めて国際宇宙ステーションで約3か月の「長期滞在」の予定。宇宙での体の変化を自分の体で調べるほか、おもしろ実験にも挑む。

4/17

年間500万tの「黄砂」が日本列島上空に飛来

「黄砂」は中国のゴビ砂漠などで発生し、偏西風で日本に運ばれるが、国立環境研究所の調査で、年平均500万tが日本上空に飛来し、180万tが国内に降っていることがわかった。黄砂は呼吸器疾患を悪化させる心配があり、飛来を予測する研究が進められている。

4/17

世界最小の「物差し」をダイヤモンドで作製

産業技術総合研究所は、ダイヤモンドで、世界最小の「物差し」を作ることに成功した。物差しは、髪の毛の太さの10万分の1、0.2ナノm(ナノは10億分の1)の物を測ることができ、半永久的に使用できる。コンピュータ回路などを精密に作るのに役立ちそうだ。

5/11

「四川大地震」を起こした活断層の長さは290km

防災科学技術研究所の研究グループが、人工衛星のデータと現地調査で確かめたところ、昨年5月に中国で「四川大地震」を起こした最大の活断層は、長さ290kmにわたって動いていたことがわかった。また、地表の縦ずれも最大6mという大きな地殻変動だった。

5/19

「二酸化炭素」の濃度最高値を更新

昨年国内3か所で観測された「二酸化炭素」の年間平均濃度が、過去最高を更新した。温暖化をもたらす二酸化炭素の濃度は、春が特に高く、植物の光合成が盛んになる夏に吸収されて下がるという季節変化があるが、年間の平均濃度は毎年更新を続けている。

6/12

新型インフルエンザ「警戒水準」6へ

世界保健機関(WHO)は 、新型インフルエンザの「警戒水準」(フェーズ)を、最高の6に引き上げ、パンデミック(世界的大流行)が発生したと宣言した。同時に、新しく設けられた健康被害の深刻度に関する3段階の基準では、「中度」であると発表した。

6/25

3万5000年前の「笛」ドイツの洞穴で発見

ドイツの大学の研究チームが、ドイツ南西部にある洞穴の約3万5000年前の地層から、ハゲワシの骨やマンモスの牙で作られた「笛」を発見。アフリカで出現した現生人類は、約3万5000年前にはヨーロッパに進出し、音楽のある社会を築いていたことがわかった。

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